ドコモ、Xi対応タブレットに「Hulu」などの映像コンテンツを無料提供ドコモマーケットもリニューアル

» 2011年09月08日 18時31分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 NTTドコモは9月8日、当日発表したXi対応タブレット「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」「ARROWS Tab LTE F-01D」に、Xiの利便性とタブレットの大画面を生かすコンテンツ用アプリをプリインストールすると発表した。

 2機種に共通してプリインストールされるのは、人気ハリウッド映画や海外ドラマなど数千本のコンテンツを月額定額で視聴可能な動画配信サービス「Hulu」、よしもと芸人などによる情報バラエティ動画が視聴可能な動画配信サービス「よしもとケータイバラエティJOOKEY」、ビデオチャットやビデオメールなど映像コミュニケーションが手軽に行える「Qik ビデオ for DOCOMO」、クラウド環境でゲームを提供するオンラインゲームサービス「G CLOUD」の4本。

photo NTTドコモ 代表取締役社長 山田隆持氏(左)と米HuluのCEO ジェイソン・カイラー氏

 Huluは月額1480円の定額制サービスだが、Xi対応ドコモタブレットかAndroid 2.2以降のドコモスマートフォンからキャンペーン登録すると、特典として3カ月間の利用料金が無料になる。登録期間は9月8日〜2012年2月29日まで。

 ドコモのXi対応タブレット発表会にゲストとして登場した同社CEOのジェイソン・カイラー氏は、「先週、Huluの日本向サービスを発表したばかりだが、今日は世界で初めてLTEに対応するHuluのサービスを発表できた。この機会を非常に嬉しく思う」と挨拶した。Xiの新料金プランでは月間のデータ通信量が7Gバイトまでは定額料金に収まる。NTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏によると、「Huluの場合月30時間くらい視聴すれば7Gバイトになる」という。

photophoto ハリウッドのメジャー作品など、映画なら数百本、ドラマなら数千本のタイトルをラインアップする「Hulu」

photophoto Xiの高速通信とタブレットの大画面でハリウッド作品が楽しめる

 よしもとケータイバラエティJOOKEYの本格サービス開始は11月で、ドコモのXi対応タブレット向けには先行でサービスを提供する。月額料金は315円だが、本格サービス開始までは、無料で視聴できる。なお本格サービス開始後のJOOKEYは、Android 2.2以降のドコモスマートフォンや一部のドコモタブレットとiモードケータイでも利用できるようになる。

photophoto 「よしもとケータイバラエティJOOKEY」(左)、「Qikビデオ for DOCOMO」(右)

 Qikビデオ for DOCOMOは、すでに配信されている“Qikビデオ”アプリに、ビデオシェアリングやビデオメールなどの周辺サービスを統合した特別版のアプリ。Qikの基本サービス(ビデオ通話)は無料で利用できるが、ビデオメールや無制限のビデオストレージを利用するには、月額4.99ドルのプレミアムサービスに加入する必要がある。Xi対応タブレットのユーザーは特典として、3月31日までに登録すると1年間プレミアムサービスの利用料金が無料になる。なお、Xiに対応しないタブレットやスマートフォンでは、Qikビデオ単体のアプリを利用する。

 G CLOUDの利用料金はネット対戦をするゲームコンテンツによって異なるが、Xi対応ドコモタブレット向けにはハイクオリティゲームの限定提供や、先着5000人の登録ユーザーに3000円分のクーポンを提供する。特典の提供期間はタブレット発売日から2012年3月31日まで。

 G CLOUD開始時に提供されるタイトルは、セガの「ソニックアドベンチャー」と、韓EYEDENTITYGAMESが開発しNHN Japanが運営する「ドラゴンネスト」の2本が決定している。

photo G CLOUD対応ゲームの画面

タブレット向けドコモマーケットもリニューアル

 さらにドコモでは、タブレット向けにドコモマーケットのリニューアルを行う。Xi対応製品の登場でドコモタブレットのラインアップが増強したことから、タブレットの画面サイズにデザインを最適化。ワイド画面で見やすく、コンテンツやアプリが探しやすくなるという。

photo タブレット向けドコモマーケット

 合わせて、「Optimus Pad L-06C」を含むAndroid 3.1以上のOSを搭載するタブレット端末向けに、ネット上の動画コンテンツを家電で簡単に楽しむブラウザアプリ「Twonky Beam Browser」を提供する。Twonky Beam BrowserはDLNAに準拠したアプリで、家電再生に対応する動画コンテンツを自動認識し、タッチ1つでテレビなどの家電で再生できる。対応動画サイトは、YouTube、よしもとケータイバラエティJOOKEYなどで、順次拡大する予定だ。

 そのほか、スマートフォンやiモードケータイ向けに提供している「BeeTV」「2Dfacto」「ドコモ地図ナビ」「E★エブリスタ」などのサービスも、タブレット向けにリニューアルする。

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