食べ物を撮影して送信するだけでカロリーが分かる――そんなダイエット支援サービスをドコモが開発し、CEATECで参考出展している。端末で撮影した食事の写真をサーバへ送信すると、NECの画像解析技術を用いて食事の候補一覧(最大10件)が表示される。一覧には1人前のカロリーがそれぞれ明記されており、登録したりFacebookへ投稿したりできる。説明員によると、写真の輝度やカラー情報などから特徴量を判別し、ドコモのサーバに登録されている1000件のメニューから照合するという。
ちなみに、半分ほど減った食事はカロリーも半分ほどになるが、表示されるカロリーはあくまで1人前だという。そんなときは、候補一覧から選んで登録する際に、カロリー量を変更すればよい。食事の名称も編集できる。登録したカロリーはカレンダーから閲覧でき、毎日の合計摂取カロリーも確認できる。
もう1つ、呼気計測を用いたダイエット支援サービスも参考出展している。専用の小型装置にストローを使って6秒間息を吹きかけると、アセトン濃度を計測してくれる。計測装置はエフアイエス製で、アセトン濃度を端末に送信する際にドコモのネットワークを利用する。アセトンとは、体脂肪の分解に伴って発生する代謝産物の1つ。脂肪が分解されるほどアセトン濃度は高くなり、“空腹度”が高いことが客観的に分かる。
1時間ほど前にカロリーメイト(4本)を食べ、10分ほど前にリンゴジュースを飲んだ状態で筆者が計測したところ、アセトン濃度(満腹度)は96%だった。計測時にそれほど空腹感はなかったが、最大120%中の96%なので、数値上はお腹が空いている状態ということになる。この結果から食事や運動に適したタイミングを知らせてくれる。脂肪がどれだけ燃焼してくれるかも判定し、適切な運動量もアドバイスしてくれる。
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