Mobile IT Asiaのナビタイムジャパンブースでは、スマートフォン向けの最新サービスやグッズを展示していた。
複数の社内車を持つ法人向けに提供するクラウドサービス「動態管理ソリューション」では、ドライバーに訪問先を連絡したり、複数の訪問先がある場合は最適な巡回ルートを検索して知らせありできる。管理者がPC側で操作をし、ドライバーはNAVITIMEのスマートフォン(Android)向け専用アプリで訪問先やルートを確認できる。巡回ルートの検索は、「NAVITIME」アプリでもおなじみの「ぐるっとナビ」の技術が使われている。管理者はPC側の地図で、各ドライバーの走行位置をリアルタイムに把握でき、地図上には最大50人ほどを同時に表示可能。管理者とドライバーはアプリ経由でメッセージのやり取りもできる。このソリューションは2012年6月に提供予定。スマートフォン向けアプリは1つのIDにつき2000円ほどの見込み。
車載ディスプレイとスマートフォンを連携させたナビゲーションアプリも参考展示していた。車にスマートフォンを接続させ、スマートフォンのアプリを車載ディスプレイ上で表示、操作するというもの。タッチパネル対応の車載ディスプレイに触れると、連動してスマートフォンのアプリが動作し、カーナビのような操作ができる。カーナビを導入するコストを抑えられるのはもちろん、スマートフォン側でアプリをバージョンアップできるので、常に最新のナビ機能を利用できるのもメリットだ。一方、デモでは「ディスプレイの画面をキャプチャしながら座標情報をスマートフォンに送っている」(説明員)ため、ディスプレイに触れてから実際にアプリが動作するまでにはタイムラグがあり、操作性はまだ改善の余地がありそうだ。アプリについては「キーの大きさや、走行中に通話があった際の操作法などを新たに作り込む必要がある」とのこと。また、車載ディスプレイ向けにも専用アプリを搭載する必要がある。
このほか、スマートフォンをカーナビとして使うための「スマートフォンホルダー CKT-01」も展示(関連記事)。固定部分をスライドさせることで、幅55〜84ミリ、厚さは17ミリまでと、幅広いスマートフォンを固定できる。オンラインの「CAR NAVITIME SHOP楽天市場店」(外部リンク)で4月10日から販売される。価格は3980円。
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