ソフトバンクのシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE 104SH」は、冬春モデルではトップクラスの画素数を誇る有効1210万画素カメラを搭載。撮像素子には、薄暗いシーンでも明るい写真を撮影できる裏面照射型CMOSセンサーを採用している。撮影機能としては、シャッターボタンを連打することで、続けざまに写真を撮影できる「連撮モード」に対応。104SHのカメラは全体的に動作がサクサクしており快適に撮影できるが、このモードを活用することでさらに動作が素早くなる。画質などを細かく設定する必要がなければ、普段からこのモードに設定しておくといいだろう。動画はフルHD(1920×1080ピクセル)までの撮影が可能。1秒間に120フレームを撮影し、スローモーション再生が可能な「スロービデオカメラ」などのユニークな機能も備えている。


次々に写真を撮影でき、シャッターチャンスを逃さない「連撮モード」に対応。このモードに設定すると撮影サイズは3メガ、シーン設定は「標準」に切り替わる(写真=左)。あらかじめ登録した人物にピントを合わせる「個人検出」やペットにピントを合わせる「ペット検出」にも対応(写真=中)。「シーン設定」は全25種類から選択可能(写真=右)

撮影した画像は画面上のアイコンをタップすることで、mixiやFacebook、Google+、Picasaなどのサービスに写真をアップロードできる(写真=左)。撮影した写真は「フォトスタジオ」アプリで簡易編集が可能。「クロスプロセス」「ポスタライズ」「LOMO」などのフィルターをかけたり、明るさ変更やトリミングしたりもできる(写真=中、右)画質は肉眼で見た色合いに近いナチチュラルな発色が好印象。最新のAndroid端末は、派手にコントラストが出るモデルが多いが、本機のカメラの落ち着いた色味は万人受けするだろう。また、動作も軽快で12メガサイズの写真でもサクサクと次の撮影に移行できるのが好印象だ。ただ、画質と動作は申し分ないが、カメラレンズの位置がやや気になった。本体の左側面に配置された電源ボタンが、一見シャッターボタンのように見えるので(実際はシャッターボタンとしては使えない)、レンズを右側にして構えてしまうのだが、こうするとレンズに指がかかりやすくなり、少々撮影がしにくい。レンズを左側にして構えればまったく問題はないが、無意識にレンズを右側にして構えてしまう人は多いのではないか。レンズをやや内側に寄せるなど、レンズがより適切な場所に配置されていれば、さらに操作性が高まったように感じた。
Android 4.0は標準でスクリーンショット機能を備えており、104SHでも利用できる。撮影するには、画面左側面の電源ボタンと音量下ボタンを同時に押す。撮影した写真は「ギャラリー」内の「Screenshots」フォルダに保存される。
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