ケータイが普及し始めたあのころ、着信音を自分で作った経験のある人は多いのではないだろうか? それから10年以上たった2000年代後半にはCDなどの楽曲をそのまま着信音にした「着うた」が主流となった。サイトから端末にダウンロードするだけなので、自分で着信音を作る手間がかからない。最近のスマホはケータイとの垣根がほぼなくなり、この着うたも容易に設定できるようになった。また、スマホは自作の着うたを着信音にすることも可能だ。ケータイを初めて手にした時代を思い出しながら、スマホの着信をカスタマイズしよう。
初期状態では、着信音はプリインされたものが設定されている。プリイン楽曲の中にも複数の音楽や効果音が用意されているので、まずはプリインの着信音のなかから好きなものを選ぼう。「Xperia acro HD SO-03D」の場合は、「設定」→「音設定」→「着信音」の順に進み、ここで好きな着信音を選択する。iPhoneの場合は「設定」→「サウンド」→「着信音」の順にタップし、着信音を選択すればよい。
また、家族や恋人、上司や部下など人によって着信音を設定することもできる。iPhoneの場合は、着信音を個別に設定したい人を「連絡先」で表示し、「編集」をタップ。ここで「着信音」や「メッセージ」の項目を選択し、着信音を選ぶ。
Androidでは事情が異なり、ドコモの「電話帳」アプリでは、Googleアカウントに登録した連絡先には着信音を個別に設定できない。しかし、ドコモアカウントに登録した連絡先の場合は設定可能だ。また、機種依存のアドレス帳アプリでは、多くの場合が個別の着信音設定に対応している。
プリインの着信音ではなく、ケータイの着うたのように、新たに着信音を入手したい――そんなときも、iPhoneではiTunesを活用できる。
「iTunes」では音楽配信だけでなく、2012年2月からは着信音の配信もスタートしている。購入方法はiTunesで音楽を購入する際と同じで、「iTunes」アプリから「着信音/通知音」のタブを開き、欲しい着信音を選択する。あとはApple IDのパスワードを入力すると、端末に着信音がダウンロードされる。もちろん、Wi-Fi回線だけでなく3G回線でも利用可能だ。
最近では洋楽だけでなく最新のJ-POPなども続々と着信音として配信されている。ただ、ケータイの着うたサイトなどに比べると、まだ楽曲が少ない印象もある。このあたりは今後の拡大に期待したい。
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