NTTドコモのLGエレクトロニクス製「Optimus LIFE L-02E」は、4.5インチのHD(720×1280ピクセル)表示液晶を搭載した、withシリーズのAndroidスマートフォン。“香り立つデザイン”をうたうOptimus LIFEのボディやユーザーインタフェース(UI)は、デザイナーの佐藤卓氏が監修を行った。
ボディカラーは、carrot orange、melon blue、mozzarella whiteという3色。アイコンなどのUIもボディカラーに合わせたデザインが用意されており、それらは「kinoishi」(木の石)や「paper fossil」(紙の化石)など、佐藤氏の作品がモチーフになっている。また卓上ホルダもボディに合わせたカラーのものを同梱するなど、端末の内と外で世界観が統一された。特にUIの変更については、LGのスマートフォンは「PRADA phone by LG L-02D」以降、ホーム画面にあるアプリアイコンのデザインやサイズが変更できるため(プリセットされたものなど)、その仕組みをうまく使っている印象だ。

端末の正面(写真=左)。真四角なフォルムは、秋モデルで上位機種の「Optimus G」と似ている。背面(写真=右)の上部にあるカメラと赤外線ポート、そして下部にある充電用端子と外部スピーカーは左右対称にレイアウトボディは防水仕様だが、前モデルの「Optimus it L-05D」のようなキャップレス防水ではない。サイズは、ディスプレイが4.5インチのためやや大きめ。幅は約66ミリあり、フォルムも「Optimus G L-01E」と同じようにかなりスクエアなため、手が小さい女性には持ちにくいかもしれない。ただ厚さは約9.9ミリとそこそこスリムだ。重さは約145グラムで、上位モデルのOptimus Gよりも重くなっている。

背面上部の四角い領域に、カメラやフォトライト、赤外線ポートを集めた(写真=左)。背面下部には、外部スピーカーと卓上ホルダ用の充電端子をレイアウト(写真=右 奥がスピーカーで手前が端子)。境目が突起になっていて、机に置いた際に音がこもらないようにしている正面のホームキーなどはセンサー式で、バックライトが消えるとすっきりとした印象になる。背面のカメラ部と赤外線ポートはボディの中心に位置し、卓上ホルダ用の充電端子と外部スピーカーも左右対称にレイアウトされるなど、随所にこだわりが見られる。サイドキーもシンプルなデザインだ。
こうしたデザイン性の高さとあわせて特徴的なのが、スペックの充実ぶりと対応サービスの多さだ。プロセッサーは1.5GHz駆動のデュアルコアチップ(MSM8960)を搭載し、OSはAndroid 4.0を採用。アウトカメラには有効約810万画の素裏面照射CMOSを用いており、もちろんAF/手ブレ補正に対応する。またインカメラにも有効約140万画素と高解像度撮影が可能なCMOSを採用した。
またドコモのLTEサービス「Xi」では、新たに始まった100Mbpsの高速通信に対応。NOTTVとワンセグ、おサイフケータイ(FeliCa)、赤外線通信と国内向けサービスもサポートしている。バッテリーは2100mAhと大容量で、LTE環境での連続待受時間は約330時間となっている。ただ内蔵メモリーがROM:8Gバイト/RAM:1Gバイトのため、使い方によっては不足を感じる場合があるかもしれない。


ホーム画面の長押しで表示されるシートとアイコンの設定画面(写真=左)。壁紙とアイコンをまとめて変えるテーマは、標準とボディカラーに合わせた3パターンを用意している(写真=中央)。スクリーンショットと手書きメモを組み合わせた、LG独自のQメモ機能も搭載した(写真=右)
withシリーズ:佐藤卓デザイン監修 内も外もスタイリッシュなXiスマホ――「Optimus LIFE L-02E」
スマホは全機種Xi、通信速度は下り最大100Mbpsに――ドコモの2012年冬モデル17機種
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