前回はiPhoneのブラウザアプリ「Safari」の使い方を紹介した。多くのユーザーが意外と気付いていない機能を多数搭載しているのは、Android端末にプリインストールされているブラウザアプリでも同じだ。
Android端末の場合、機種によって「ブラウザ」や「インターネット」など名称が異なるが、OSが同じなら使える機能にほぼ差はない。今回はAndroid 4.0を搭載した「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」を例に紹介しよう。
ブラウザでWebページを検索するには、アプリを起動し、画面上部のURL欄をタップする。ここで検索キーワードを入力し、「実行」を選択すれば検索が開始する。もちろん、URLを直接入力することも可能だ。
ちなみにAndroid端末は音声入力にも対応している。URL欄右端のマイクのアイコンをタップし、スマホに話しかけるだけでOK。GoogleのOSを搭載したAndroidスマホならではの仕様といえる。
初期設定では検索エンジンがGoogleに設定されているが、もちろん変更することもできる。ブラウザアプリ内の「設定」→「高度な設定」→「検索エンジンの設定」で変更でき、Yahoo! JAPAN、Bing、gooから選べる。
スマホでブラウジングをする上で便利なのが「タブ機能」だ。PCのプラウザでも利用できる機能だが、複数のページを開いたままで調べ物ができるのが利点。新規タブを開くには、画面右上のタブアイコンをタップし、新規タブを追加する。標準ブラウザで一度に開けるタブは最大16枚。ただし、タブをたくさん開きすぎると動きが遅くなる可能性があるので、不要なタブは削除するよう心がけよう。
タブを利用する際に覚えておきたいのが、「シークレットタブ」の存在だ。タブ一覧でメニューを開くと、「新しいシークレットタブ」という項目がある。このウインドウで開いたページはブラウザの履歴や検索履歴に残らない。あとから人に履歴を見られたくない場合はこのモードを使用するといいだろう。
標準ブラウザを効率よく活用するには、ブックマーク管理とホームページの設定を使いこなそう。
ブックマークに登録するには、登録したいページを開いた状態でメニューを開き、「ブックマークへ登録」を選択する。ブックマークに保存したページを開くには、「ブックマーク一覧」を参照しよう。ここでは「履歴」を参照することもでき、Webページを選択すると、そのページが開く。
また、PCでChromeを利用していれば、端末に設定したGoogleアカウントを使ってブックマークを同期できる。「Chrome」アプリを使わなくても同期できるのは、Androidならではの強みといえるだろう。
標準ブラウザを起動したときに最初に開くページを「ホームページ」と呼ぶが、多くの場合はキャリアの用意したページが最初に設定されている。キャリアが提供するコンテンツにアクセスしやすい利点はあるが、日常的に使用するページを設定した方が使い勝手は向上するだろう。
ホームページを変更するには、ブラウザを起動して「設定」を開き、「全体設定」で「ホームページを設定」という項目を選択する。ここから「現在のページ」やよくアクセスするサイトを設定しよう。
また、Webサイトによっては、あらかじめスマホの画面サイズに最適化されたページが用意されている場合がある。スマホサイトがある場合、自動的にそのページが表示されるが、PC版サイトを表示することもできる。PC版サイトはページの拡大・縮小に対応しているのがスマホサイトとの違いだ。
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