iOS 6と比べてココが便利/不便になった――「iOS 7」詳細レビュー(3/4 ページ)

» 2013年09月24日 01時25分 公開
[田中聡,ITmedia]

よりスムーズに操作できる「Safari」

 ブラウザアプリ「Safari」も拡張された。まず、画面下部の戻る/進む、ブックマークなどのボタンは、スクロール中は表示されなくなり、その分、Webサイトを表示できる領域が広がった。戻る/進むボタンを再び表示するには、下方向にフリックするか、上下端をタップする必要がある。戻る/進むのに1ステップ増えるのは不便だなぁ……と最初は思ったが、左端に触れて右方向へスワイプで「戻る」、右端に触れて左方向へスワイプで「進む」の操作が可能になっており、むしろ便利になった印象だ。また、iOS 6ではURLバーと検索バーが個別に表示されていたが、iOS 7では1つにまとまった。

photophoto 上にフリックすると上下のバーが消えて表示領域が広がる。下にフリックすると、上下のバーが再び現れる
photophoto iOS 6のSafariは、URLと検索バーが別々に表示されていた(写真=左)が、iOS 7では統合された。左右にスワイプすると、戻る/進むの操作が可能(写真=右)

 タブは従来は8つまでだったが、iOS 7では無制限に利用できるようになるのもうれしい点だ。タブのサムネイルは上下にスクロールする見せ方に変更され、不要なタブは左へスワイプするか「×」を押すと消去する。10個以上のタブを追加して操作してみたが、動作がもたつくようなことはなかった。なお、Android向け標準ブラウザやChromeにある、スマートフォン向けサイトとPCサイトを切り換える機能は用意されていない。

 Twitterのタイムラインで紹介されているURLを一覧表示する「共有リンク」も新しい機能だ。ツイートをタップすると、リンク先の記事や写真をSafari上で閲覧できる。

photophotophoto タブは無制限に追加できるようになった。追加は中央下の「+」から(写真=左)。TwitterのURL付き投稿を一覧できる「共有リンク」(写真=中)。URLのリンク先もSafari上で開ける(写真=右)

 Webページ上のテキストを抽出して大きく表示してくれる「リーダー」は、iOS 7ではURLバー左端のアイコンを押すと有効になる。iOS 6にあった「リーダー」アイコンがなくなっているので分かりにくいが、しっかり継承されている。

photophoto URL左端のアイコンをタップすると、リーダーが起動する

賢くなった「Siri」、男性の声は日本語未対応

 音声エージェント機能の「Siri」は、iOS 7では、より賢くなっている。「○○について教えて」などと話すと、Wikipedia、Twitter(その単語が含まれるツイート)、Bingから調べ、検索結果をSiri上に表示してくれる。iOS 6では「〜に関する情報は見つかりませんでした」「Webで検索」(→その後Safariにアクセスする)と表示されることが多かったので、より親切になった。

 機内モード、Bluetooth、Wi-Fi、画面の明るさ、おやすみモードなどの設定もしてもらえる。電話関連では110/消防署に電話、折り返しの電話をかける、留守番電話を聞くといったアクションも追加された。より自然に聞こえる男性の声と女性の声が、英語(アメリカ)、フランス語、ドイツ語で導入されたが、日本語は従来の女性の声しか利用できない。やや不自然な発音は、iOS 7では少し改善された印象だ。

photophotophotophoto 「〜について教えて」などと話すと、iOS 6ではWeb検索に飛ばしてくれる機能はあったが(写真=左端)、iOS 7ではSiriの画面上で、情報の一部を表示してくれる。もちろんWebサイトへのリンクもある。このようにライバルの製品もちゃんと教えてくれる(写真=左中)。ランドマークを調べると、マップのリンクもある(写真=右中)。「〜の写真が見たい」と話すと、Web上に掲載されている写真の一覧も見せてくれる(写真=右端)
photophotophoto ディスプレイの明るさ、機内モード、Bluetoothなどの設定もSiriにやってもらえる
photophotophoto ちょっと気の利いた(?)会話も変わらず楽しめるのでご安心を(写真=左、中)。ロック画面でSiriを起動したくない場合は、「設定」→「一般」→「パスコードロック」→「ロック中にアクセスを許可」でSiriをオフにしよう(写真=右)

App Storeでアプリの自動アップデートが可能に

 App Storeはアプリの自動アップデートが可能になった。これまでアップデート対象のアプリが追加されるたびに、App Storeアイコンに数字が表示されて手動でアップデートする必要があるが、iOS 7ではその煩わしさから解放される。なお、自動アップデートは「設定」→「iTunes & App Store」→「アップデート」からオフにもできる。

 「近くで人気」という項目も追加された。文字どおり、近くのユーザーがよく使っているアプリの一覧を確認できる。コンサート、スポーツ、美術館、ショッピングモールなど、同じ趣味嗜好や目的を持った人が集まる場所で使ってみると便利かもしれない。

photophotophoto アプリの自動アップデートはここからオフにする(写真=左)。近くで人気のアプリも探せるようになった(写真=中、右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月25日 更新
  1. 富裕層向けカードの潮流が変化 アメックス、三井住友、ダイナース、ラグジュアリーカードが狙う“特別な体験価値”とは? (2026年09月22日)
  2. 「iPhone 18 Pro」は何が進化した? 「iPhone 17/17 Pro」とスペックを比較 全て20万円超えの価格が悩ましい (2026年09月10日)
  3. 似て非なる?「iPhone 18 Pro」と「iPhone 17 Pro」の外観上の違いを比較する (2026年09月23日)
  4. 「マイナポータルアプリ」が「マイナアプリ」へ刷新されて何が変わった? メリットや利用方法を解説 (2026年09月20日)
  5. どちらを選ぶ? 「iPhone 18 Pro」と「iPhone Duo」のスペックを比較、14.5万円の価格差をどう捉えるか (2026年09月24日)
  6. イオンでアプリ使ってる? お得に買い物をする方法を調べてみた【2026年9月版】 (2026年09月24日)
  7. キャリアショップや家電量販店よりも厳しい現実――街中の「併売店」の“今”を探る (2026年09月21日)
  8. 「iPhone 18 Pro」で“Face ID認証できない”問題、Appleが対処法を案内 やはり「画面フィルム」に言及 (2026年09月21日)
  9. 出そろった「iPhone 18 Pro」の価格を4キャリアで比較 ソフトバンクが衝撃の安さ、楽天モバイルが異例の施策 (2026年09月13日)
  10. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー