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» 2014年11月27日 03時00分 公開

最新スマートフォン徹底比較:4.5〜5型の最新SIMロックフリースマホを徹底比較――基本スペック&持ちやすさ編 (2/3)

[田中聡,ITmedia]

基本スペックをチェック

 OSはAscend G6がAndroid 4.3で、ほかはいずれもAndroid 4.4。細かいところでは、Ascend G620SがAndroid 4.4.4で、ほかはAndroid 4.4.2となっている。

価格:SIMカード込みでもZTE Blade Vec 4Gが最安?

 価格は、ZTE Blade Vec 4GをSIMとセットで購入するケースが特に安い。2年以上使うのなら端末代が実質1万4160円(税別)となる「So-net モバイル LTE」が安く、2年縛りを避けたい人は、OCN モバイル ONEのSIMカード込みで2万2500円(税込)というのもインパクトが大きい。Ascend G620Sの正式な価格が発表されていないので何とも言えないが、SIM込みでもZTE Blade Vec 4Gが最安の可能性が高い。

 ZenFone 5、Ascend G6、Ascend G620Sも2万円台なので(ZenFone 5の32Gバイト版とAscend G6は税込で3万円台)、コストパフォーマンスが高いといえる。ワンランク上のAscend P7はプラス1万円ほど高いが、スペックを考えれば妥当なところ。むしろ安い部類に入るだろう。3万4080円のLG G2 miniは、同スペックのスマホと比べると5000円ほど高いのが気になる。

やや大柄なZenFone 5、最薄はAscend P7、最軽量はAscend G6

 サイズはAscend G6、Ascend P7、LG G2 miniが幅60ミリ台となっており、ほか3機種は70ミリを超えている。最も太いのは72.8ミリのZenFone 5だ。高さは129.6ミリのLG G2 miniが最もコンパクト。厚さは発表当時は「世界最薄」をうたっていただけあり、Ascend P7の6.5ミリがこの中では最薄だ。重さはAscend G6の115グラムが最も軽い。

photo ZenFone 5(左)とAscend P7(右)の厚さを比較
OS、価格、サイズ
OS 価格(税別) 高さ 奥行き 重量
ZenFone 5 Android 4.4.2 16Gバイト:2万6800円
32Gバイト:2万9800円※1
72.8 148.2 10.34 145グラム
Ascend G6 Android 4.3 2万9800円※1 65.3 131.2 7.85 115グラム
Ascend P7 Android 4.4.2 3万9800円※1 68.8 139.8 6.5 124グラム
Ascend G620S Android 4.4.4 2万2000円前後※3 72.1 142.9 8.5 160グラム
LG G2 mini Android 4.4.2 3万4080円※1 66 129.6 9.8 121グラム
ZTE Blade Vec 4G Android 4.4.2 2万833円※2 70.4 142.3 7.8 132グラム
※価格は2014年11月25日時点。※1:ビックカメラ.com調べ。※2:OCN モバイル ONEのSIMカードのセット価格。※3予価。

ディスプレイが見やすいのは……

 ディスプレイは5型でフルHD(1080×1920ピクセル)のAscend P7が最もハイスペックだ。同じく5型のZenFone 5、Ascend G620S、ZTE Blade Vec 4Gの解像度はHD(720×1280ピクセル)だ。4.5型のAscend G6と4.7型のLG G2 miniの解像度はqHD(540×960ピクセル)で、最近のスマホとしてはやや物足りない。

 6機種ともIPS方式の液晶を採用しており、視野角は広い。ただしAscend G620Sは今時のスマートフォンでは珍しく(?)、ガラスと液晶パネルの間に空気層があり、やや見栄えが悪いのが気になった。視野角も6機種の中で比べると狭いように感じる。

photo 左からZenFone 5、Ascend G6、Ascend P7、Ascend G620S、LG G2 mini、ZTE Blade Vec 4G
photophoto 6機種とも視野角は広い
photo Ascend G620Sはガラスの下に空気層があり、視認性で劣る(右)。同じHuawei製でもAscend G6やAscend P7(左)には空気層はない
ディスプレイ
サイズ 解像度 種類
ZenFone 5 5型 720×1280ピクセル TFT液晶(IPS方式)
Ascend G6 4.5型 540×960ピクセル TFT液晶(IPS方式)
Ascend P7 5型 1080×1920ピクセル TFT液晶(IPS方式)
Ascend G620S 5型 720×1280ピクセル TFT液晶(IPS方式)
LG G2 mini 4.7型 540×960ピクセル TFT液晶(IPS方式)
ZTE Blade Vec 4G 5型 720×1280ピクセル TFT液晶(IPS方式)

プロセッサはAscend P7がハイスペック

 プロセッサは、ZenFone 5、Ascend G6、LG G2 mini、ZTE Blade Vec 4GがQualcommのミドルレンジ製品「Snapdragon 400(MSM8926)」を、Ascend G620Sがそれより1世代新しく、64ビットの処理能力を持つ「Snapdragon 410(MSM8916)」を採用している。Ascend P7のみHiSilicon製のプロセッサを使っており、クロック周波数は6機種の中では最も高い1.8GHz。CPUのコア数は6機種とも4つ(クアッドコア)だ。メインメモリはZenFone 5とAscend P7のみが2Gバイトで、ほかは1Gバイト。負荷の高いアプリを使ったり、複数の作業を同時に行うときは、(スペック上は)Ascend P7が心強い。

microSDXCを使えるのはZenFone 5のみ

 内蔵ストレージはZenFone 5の32Gバイトが最も大きい(16Gバイトモデルと8Gバイトモデルもある)。また、ZenFone 5はこの中では唯一microSDXCをサポートしており、大容量のデータを扱う際に重宝する。一方、ZTE Blade Vec 4Gは外部メモリをサポートしていないので、内蔵の16Gバイトストレージでデータをやり繰りしないといけない。

LG G2 miniのみバッテリーを交換できる

 6機種のバッテリー容量は2000mAh〜2500mAhで、Ascend P7の2500mAhが最も大きい。LG G2 miniは、この中では唯一バッテリーパックの交換が可能なので、予備バッテリーを使えて便利だ。充電はMicro USB端子経由のみで、6機種とも卓上ホルダは用意されていない。

photo LG G2 miniは、Micro USB端子のくぼみに爪を引っかけると、カバーが外れる。バッテリーを取り外すと技適マークを確認できる
プロセッサ クロック周波数 コア数 メインメモリ ストレージ 外部メモリ バッテリー容量
ZenFone 5 Qualcomm MSM8926 1.2GHz 4 2Gバイト 8/16/32Gバイト microSDXC(最大64Gバイト) 2110mAh(内蔵型)
Ascend G6 Qualcomm MSM8926 1.2GHz 4 1Gバイト 8Gバイト microSDHC(最大32Gバイト) 2000mAh(内蔵型)
Ascend P7 Hisilicon Krin910T 1.8GHz 4 2Gバイト 16Gバイト microSDHC(最大32Gバイト) 2500mAh(内蔵型)
Ascend G620S Qualcomm MSM8916 1.2GHz 4 1Gバイト 8Gバイト microSDHC(最大32Gバイト) 2000mAh(内蔵型)
LG G2 mini Qualcomm MSM8926 1.2GHz 4 1Gバイト 8Gバイト microSDHC(最大32Gバイト) 2370mAh
ZTE Blade Vec 4G Qualcomm MSM8926 1.2GHz 4 1Gバイト 16Gバイト 2300mAh(内蔵型)

カメラはAscend P7がメインもインも高画素

 カメラの画質は別途比較するので、ここではスペックだけを並べておく。メインカメラの有効画素数はAscend P7の1300万画素が最も高く、ほかは800万画素で横並び。インカメラもAscend P7は800万というメインカメラ並みのカメラを積んでいる。次いでAscend G6のインカメラも500万画素と高い。フォトライトは5機種とも利用できる。

photophoto Ascend G6(写真=左)とAscend P7(写真=右)は高画素なインカメラを搭載している
メインカメラ インカメラ フォトライト
ZenFone 5 有効約800万画素CMOS 有効約200万画素CMOS
Ascend G6 有効約800万画素CMOS 有効約500万画素CMOS
Ascend P7 有効約1300万画素CMOS 有効約800万画素CMOS
Ascend G620S 有効約800万画素CMOS 有効約200万画素CMOS
LG G2 mini 有効約800万画素CMOS 有効約130万画素CMOS
ZTE Blade Vec 4G 有効約800万画素CMOS 有効約100万画素CMOS

FeliCaと防水・防じんには非対応、ワンセグ/フルセグは利用できない

 通信関連のスペックも確認しよう。6機種ともLTEは下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの通信が可能なCategory 4をサポートしている。なかでもZenFone 5はLTEとW-CDMAともに対応周波数帯が多いが、ドコモのSIMカードを挿して使う分には、ほかのモデルとそれほど大きな違いはない。一方、Ascend G6はLTEとW-CDMAともに800MHz帯をサポートしていないので、電波の届きにくい屋内で通話やデータ通信をするうえでやや不安が残る。

 6機種とも、Bluetoothのバージョンは「4」、Wi-Fiは「IEEE802.11b/g/n」をサポート。テザリングも利用でき、ZenFone 5は最大5台、ほかは最大8台と接続できる。Android Beamでのデータ交換や一部の電子マネーサービスに使えるNFCは、Ascend G6、Ascend P7、LG G2 miniが対応しているが、モバイルSuicaや楽天Edyなどが使えるFeliCaは、6機種とも対応していない。

 ほかに、日本仕様としておなじみの防水・防じん、ワンセグ/フルセグ、赤外線通信も、6機種ともサポートしていない。価格が安い分、機能面ではある程度の割り切りが必要となる。このあたりが、キャリアが販売する“割高なスマホ”との差分の1つになる。

最大通信速度 LTE W-CDMA Bluetooth Wi-Fi テザリング NFC
ZenFone 5 下り150Mbps/上り50Mbps 2100/1800/2600/
900/800MHz
2100/1900/850/
800/900MHz
V4.0 IEEE802.11b/g/n 最大5台
Ascend G6 下り150Mbps/上り50Mbps 2100/1800MHz 2100/850MHz V4.0 IEEE802.11b/g/n 最大8台
Ascend P7 下り150Mbps/上り50Mbps 2100/1800/900MHz 2100/850/900MHz V4.0 IEEE802.11b/g/n 最大8台
Ascend G620S 下り150Mbps/上り50Mbps 2100/1800/2600/800MHz 2100/800/900MHz V4.0 IEEE802.11b/g/n 最大8台
LG G2 mini 下り150Mbps/上り50Mbps 2100/1800/800MHz 2100/800MHz V4.0 IEEE802.11b/g/n 最大8台
ZTE Blade Vec 4G 下り150Mbps/上り50Mbps 2100/1800/800MHz 2100/800MHz V4.0 IEEE802.11b/g/n 最大8台

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