米Microsoftは12月9日(現地時間)、パーソナルアシスタント「Cortana」のiOSおよびAndroidアプリの正式版を、米国と中国の各アプリストアで公開したと発表した。
Cortanaは、米Appleの「Siri」や米Googleの「Google Now」のようなパーソナルアシスタント機能。音声での問い合わせに答えたり、予定やリマインダーをプッシュ通知してくれる。Cortanaの強みは、Windows 10搭載端末上で連係できる点。今回iOS/Androidにも対応したことで、PCで設定したリマインダーをiPhoneやAndroid端末で表示することなどができるようになった。
例えば「○○書店で予約した本を受け取る」というようなロケーションベースのリマインダーをPCで設定しておくと、Cortanaアプリをインストールしたスマートフォンを携帯して○○書店に近づいた際にそのリマインダーが表示される。また、会議中などにスマートフォンに電話の着信があって出られなかった場合、Cortanaが相手に後で電話するとテキストメッセージすると同時にPCに電話するようリマインダーを表示する。
Cortanaアプリは、Windows 10版とほぼ同じ機能を利用可能だが、AppleおよびGoogle側の制約により、幾つかの機能は使えない。例えば、Cortanaからのアプリの起動や「Hey Cortana」でのCortanaの呼び出しなどはできない。
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Windows 10の初メジャーアップデート公開 日本でもCortana利用が可能にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.