au、過去最高スコアでテレビCM好感度No.1に 「三太郎」シリーズが貢献シンプルに笑いを取る(2/2 ページ)

» 2015年12月10日 20時20分 公開
[井上翔ITmedia]
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囲み取材

 広告戦略の説明後、田中社長とKDDI コミュニケーション本部 宣伝部長の矢野絹子氏が報道陣との囲み取材に応じた。主なやりとりは以下の通り。

囲み取材に応じる田中社長 囲み取材中も満面の笑みを浮かべる田中社長

―― 改めて、ソフトバンクを破って1位になった感想を。

田中社長 いや、本当にうれしいですよ。この世界でソフトバンクが8年連続(受賞)でしたから、狙って(好感度第1位を)取りに行った、というのが本音ですよ。

―― 3年かかりましたね。

田中社長 (この賞は)年間ですから、この月いいとか、この月いい、というのではなかなか年間(の好感度第1位)は取れない。継続して(毎月)1位を取って行かないといけないので。今年(2015年)は正月から三太郎のティーザーでスタートして、ここまで駆け抜けてきた、という感じですね。

―― 1年間(の好感度第1位)を取るために、あえて1月1日から(三太郎CMを)始めたのか。

田中社長 そんなことはない。この賞は(前年の)11月から(1年間の好感度を集計するもの)なので。

―― (好感度1位を)KPI(重要業績評価指標)にしていた、というのは本当か。

田中社長 目標ではあったけれど、KPIではないね。KPIなら、もっと細かな数字がありますので。

―― (好感度1位を)「裏の目標」にしていたのは本当なのか。

田中社長 そうですね。1位をみんなで目指そうというのはみんなでやっていましたけども、この世界はいろんなKPIを見て、調査データを見て、やっていますので。

―― (テレビCMの)出稿料が(2014年より)減っていましたよね。

田中社長 昨年(2014年)よりはちょっと減っていますね。ところが、逆に言うと効率がいいもので、結果として。本当にうれしいのは、1番取れたということはうれしいのですけども、CM総研さんが(CM好感度の)データを取り始めて今回で24回目(の発表)で、ダントツのスコアで、スコア的にも(ソフトバンクを含めた歴代の1位を)抜いたって(いうことです)。

―― いつぐらいから(好感度第1位の)手応えを感じていたか。

田中社長 (三太郎CMを始めてから)半年ぐらいたってからですかね。どう、宣伝部長?

矢野氏 最初(1月)の(好感度)調査は4日だったのですけども、思った以上に得点(P‰)が伸びましたので「あっ」とは思ったのですが、「あっ、良かったな」と思えるようになったのはもう少し後ですね、安心できたのは。

―― (三太郎)シリーズは継続、ということでいいのか。

田中社長 これ(好感度第1位獲得)でやめるわけには行かなくなっちゃった。一寸法師ももう少し後で、と思っていたのに見つかってしまったから……。

―― 一寸法師はこれから(CM内で)動く予定はあるのか。

田中社長 何かそう思ってたのですけど、タイミング、困るよねぇ。

矢野氏 そうですね。本当に思っていたより早く(見つかってしまったので)。お客様は本当によくご覧になっているな、と思いまして。

―― (CMなどの広告に対する)予算は増やすか。

田中社長 うーん、少し、もう少しね。(CM枠などの)買い付けとかそういったのは様子を見てやっていきますので。年明けからはもう少し、増えてきます。

―― 端末ラインアップも、キャリアのイメージには重要だと思うが、Firefox OSがあんな感じになってしまったのはどう思うか。というのは、去年(2014年)、あれだけ盛り上げたのに、というのがありまして。

田中社長 あれ、質問がずれていきますね(笑)。何か突然(そういうニュースが)来るんだもんね。まいっちゃうよね。

―― (今回の話は)テレビCMが中心だったと思うが、テレビ以外に取り組むことはあるか。

田中社長 うちは、もうネットとテレビの2本柱。たまにそれ以外の媒体(で広告を打つ)、という感じですかね。

―― 戦略的に他のメディアと一緒に(広告を)作っていく、という戦略はないのか。

田中社長 まだそこまでは(考えていない)。

―― 来年のテーマはないのか。

田中社長 タスクフォース、とか全然違うか(笑)。まあ、ちょっと、確かにこの業界はいろいろ変わりつつあるので、コマーシャルのターゲットにしている人も(以前とは)違っていますし。いろいろ言いたい(伝えたいことがある)中、今回(三太郎のCM)も本当に言いたいことをすごい絞って、(広告手段としての)テレビの使い方に徹した。商品説明はほとんどしない。だから、本当にシンプル、というか研ぎ澄まして、言いたいことだけを言った。

―― 商品をあまり説明しない、というのは良かったのか。

田中社長 僕らは正解(だと思っている)。リテール(販売店)の方でしっかり説明していくという。媒体の特質を極限まで明確にした、という感じですかね。

―― 来年もその方針を継続していくのか。

田中社長 そうですね。たまに違うことをしないと飽きられるので、ちょっと変なことやるかもしれませんが(笑)。

―― 歌をうたうとか。

田中社長 あれ、良かったね。僕も実は本当に(CMで)流す歌じゃなくて、その前(プリプロダクション)のやつを聞いて「いや、プロじゃん!」って感じだった。で、せっかく夏(Summer auキャンペーン)が始まる時にティーザーやってみたら反響が多くって、この前(12月2日)、「FNS歌謡祭」に出てた。あの人(桃太郎役の桐谷健太さん)、カッコイイよね。

矢野氏 おかげさまで、放送後、YouTubeの再生(数)もまた伸びまして。

田中社長 むちゃ伸びてたじゃん! うちの「うたパス」に誘引したら、アクセス多くてひどい目に会ったって。

矢野氏 配信サービスも活用してまして。今までにないアクセス数でした。

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