スマホや周辺機器の事故、発生箇所は“充電コネクタ”が最多――NITEが報告

» 2016年05月02日 17時38分 公開
[田中聡ITmedia]

 NITE(製品評価技術基盤機構)は、スマートフォンをはじめとする携帯電話、タブレット、周辺機器が引き起こした事故が、2010年から2014年にかけて計239件あったことを発表した。

 事故が発生した箇所・デバイスの種類は充電用コネクタ周辺が最も多い67件で、次いでバッテリーパックの47件、本体の35件、モバイルバッテリーの33件となっている。最近では液体が封入されたスマホケースが割れ、漏れた液体で皮膚がかぶれたという事故も起きている(詳細は国民生活センターのリリースを参照)。

NITE スマートフォンや周辺機器の事故は増加傾向にある

 スマホ関連の事故は、発熱・発煙・発火のいずれかを伴うものが多く、充電中に充電コネクタ部が焦げて周囲の布団などを焼損し、火災にまで発展した事例も報告されている。被害状況は、重傷が5件、軽傷が60件、製品破損などが73件で、周囲の製品や建物などにも被害が拡大した事故は101件起こっている。事故が起きたのは8月が最も多く、年齢別だと40代が最多となっている。

NITE 事故を発生させたユーザーは40代が最も多い
NITE 事故の発生はデバイスの購入後1年未満が多く、3年経過した場合はほとんどがバッテリーパックの事故となっている

 事故の発生原因は、充電コネクタやバッテリーパック、モバイルバッテリーの不良などのほか、ユーザーの誤使用や不注意もある。例えば、充電コネクタに力を加えたことで、コネクタが変形して内部で接触状態となり、スパークが生じ、コネクタ樹脂が焼損するケースが挙げられている。

 ほかに、充電コネクタに液体が付着していたことでショートして異常発熱し、スマホやその周辺を焼損したケース、ACアダプターの電源プラグとタップのすき間にネックレス、コインなどの異物が入り込んだため、電源プラグ刃間がショートし焦げたケース、携帯電話機を犬がかんだことによりバッテリーパックが変形したため、内部の電極がショートし異常発熱で破裂して火災になったケースもあったという。

 NITEは、こうした不注意で事故を引き起こさないよう、取り扱いに注意するよう呼びかけている。例えば「充電コネクタにホコリや水分、金属などの異物が入らないようにする」「充電コネクタを無理に力を入れて挿入しない」「一度曲がった充電コネクタは使用しない」「スマホ等を落としたり、衝撃を加えない」「膨らんだバッテリーパックは交換する」などを防止策に挙げている。

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