ASUS JAPANは、Androidスマートフォン「ZenFone Go(ZB551KL)」に対するソフトウェア更新を8月5日9時から順次配信する。
この更新を適用すると、VoLTE(Voice Over LTE:LTEを利用した音声通話)に対応する。機能の動作確認はau(KDDIと沖縄セルラー電話)の「au VoLTE」で行っており、auネットワークにおける接続性検証(IOT)も実施済みだ。
ZenFone GoはデュアルSIMに対応しており、片方のスロットでLTE/W-CDMAの待受ができるようになっているが、au VoLTEを利用する場合はSIMカードを「スロット1」に装着する必要がある。
対応するSIMカードは「au MVNO Multi IC Card」「UQ mobile Multi IC Card」で、装着の際はMicroサイズに切り抜く。APN(接続先情報)は「UQ mobile」と「mineo(Aプラン)」のものがプリセットされる。なお、VoLTE非対応の「au Micro IC Card(LTE)」(黒色、MVNO用も含む)には対応しない。
ケイ・オプティコムのMVNOサービス「mineo」では、9月1日からZenFone Goの販売を開始する。発売日決定の段階では、Aプラン(auプラン)への対応を「確認中」としていたが、今回のソフトウェア更新を受けてAプラン対応が決定した。
UQ mobileと同様に、既存の出荷・販売分についても、ソフトウェア更新を適用するとAプランのVoLTE対応SIMカードで利用できるようになる。
ASUS JAPANは、「FOTA(ネットワーク経由のソフトウェア更新)配信までの流れの中で不備があった」ため、今回のソフトウェア更新の配信開始時期を「少し延期」することを明らかにした。
新しい配信開始時期は、決まり次第改めて案内される。
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