「MONO」「Note7」「総務省」――ドコモ発表会 質疑応答・囲み取材まとめ(1/2 ページ)

» 2016年10月21日 22時00分 公開
[井上翔,ITmedia]

 NTTドコモは10月19日、2016-2017年冬春商戦に向けた新サービス・新製品発表会を開催した。

 同社の吉澤和弘社長にとって、今回の発表会は社長就任後初めてとなる「大舞台」。質疑応答や囲み取材ではどのような話が出たのだろうか。

社長として初めての大舞台に立つ吉澤氏 社長として初めての大舞台に立つ吉澤氏
「dカードプリペイド」を宣伝するポインコ兄弟 「dカードプリペイド」を宣伝するポインコ兄弟
ドコモのCMに出演する高畑充希さんとのフォトセッションに臨む吉澤氏 ドコモのCMに出演する高畑充希さん(右)とのフォトセッションに臨む吉澤氏
発表会場のブースを自ら説明する吉澤氏 発表会場のブースを自ら説明する吉澤氏

―― セルラードローンについて伺いたい。今回は実験局ということだが、空中での携帯電話の利用と目視外飛行の両方について、法制度の改正のめどが立っているという理解でよいか。

吉澤社長 プレゼンテーションでも紹介したように、(空中での携帯電話の利用については)実用化試験局としての免許を取得して行っている。まだ“実証実験”の段階で、目視外飛行も含めて、(法制度は)これから検討、整備されるものと考えていただきたい。

―― 今回の(新機種の)ラインアップを全体見渡すと「Galaxy Note」シリーズが2年連続で入っていない。今年(2016年)、(Galaxy Note7が)発火などの問題で出せなかったのだと思うが、Galaxy Noteシリーズに対するドコモのスタンス、あるいは発火事件が(ラインアップに)影響したのか教えていただきたい。

吉澤社長 Note7については、今までのGALAXY Noteの後継としてラインアップに入れることを検討していた。ただ、電池あるいは回路の問題なのかハッキリとはしていないが、今回(発火問題の相次ぐ)状況があったので、今回は取り扱わないという判断をした。

 その点ではベンダー(製造元)であるサムスン電子さんからも日本での販売は見送りたいという話もあった。

―― 「MONO」は相当安い値段となっている。昨今、総務省では「端末と料金を別々に」という話がある中で、この値付けは問題ないものなのか教えていただきたい。

吉澤社長 (総務省による)端末販売に関するガイドラインの中で、廉価端末に関する扱いは明記されている。卸値で3万円以下であれば適用外となるので、私どもとしては(MONOは)廉価端末に入り、ガイドラインに抵触しないと考えている。

―― dカードプリペイドについて質問する。御社では「ドコモ口座」でオンライン限定ながらすでにVisaプリペイドカードを発行している。なぜ、それをプラスチックカード化せずに、あえてMasterCardプリペイドにしたのか教えていただきたい。

吉澤社長 詳細な資料を現在持ち合わせていないので、すぐ明確に答えることができない。後ほど担当者から答えさせるようにする。

(筆者注:この質問は筆者が行った。詳細については別記事で取り上げる予定だ)

―― ケータイ向けの新料金プランは1200円、ケータイパックを含めても1800円からと、従来(のケータイ向けプラン)よりも値下げをした狙いや意気込みを改めて聞かせてほしい。従来よりも1000円ほど安価になり、減収リスクも伴うと思うのでその辺の考えも合わせて聞きたい。

吉澤社長 フィーチャーフォンでFOMA(3G)契約をしている人には、いろいろな料金プランがある。(FOMAの)旧料金プランにはこれよりも安くて1000円以上の無料通話分が付いているものもあることを考えると、今までよりも安くなる部分もあれば、若干高くなる部分もある。(ケータイ用カケホーダイライトは)フィーチャーフォンを使っている人が、パケット(定額)を入れても(旧料金プランと)遜色のない、あるいはもっと有利に使ってもらえるところを狙っている。

 収支の観点での質問もあったが、(安くなる面と高くなる面)両方があるので、収支にはそれほど大きな影響がないということで、このような料金設定をさせていただいた。

―― 意気込みについても一言お願いしたい。「たくさん(契約を)取りたい」とか。

吉澤社長 フィーチャーフォンをこよなく愛するお客さまはいらっしゃる。そのような人が、このLTEフィーチャーフォンにシフトして、きれいな音声の「VoLTE」などを使っていただきたいと思っている。

―― dカードプリペイドについて質問する。このカードのターゲット層、「dカード」全体に占める構成比率はどのくらいを目指しているのかという部分と、「Apple Pay」への対応について聞きたい。

吉澤社長 日本では現金決済が多い。非現金決済の中で、我々は今までdカードを提供してきたが、使いすぎないという観点でプリペイドカードに対する要求も当然ある。その要求に応えるために今回プリペイドを追加したが、どのくらいの比率になるかということは戦略的な数値でもあるので、ここでは答えられない。

 ただ、非現金決済全体に占めるクレジットカードとプリペイドカードの比率程度には持っていきたいという気はしている。クレジットカードもプリペイドカードも取扱高が大きくなるようなプロモーションをしていきたいと考えていきたい。

 Apple Payは、dカードで10月末に対応するわけだが、dカードプリペイドも何らかの対応ができるように検討をしていきたいが、まだ具体的に決まっているわけではない。

―― 以前、持株会社(ドコモの親会社であるNTT)の鵜浦(博夫)社長が2016年内の料金見直しを期待したいという旨の発言をしていたかと思う。今回のフィーチャーフォン向けの新プランがそれに相当するという認識で良いのか、それとも2016年内は難しくても2017年春あるいは夏あたりに見直すのか。現状の考えをお聞きしたい。

吉澤社長 料金については、お客さまのいろいろなご要望もあるので、料金はどうあるべきか、あるいはどうすべきかは常に考えている。タスクフォースの中で出てきたライトユーザー向けのプラン、逆にたくさん利用する人の料金プランや、2年更新をするときのいくつかのパターンを作るとかということを今までやってきた。

 (料金の見直しは)年内かどうかということについては申し上げるわけには行かないところもあるが、いずれにしても料金についての検討は今現在でもやっているので、少なくとも何らかのものは発表できるようにしていきたい。

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