スマートフォンやタブレットを介して他の機器をネットにつなぐ「テザリング」。機種にもよりますが、一般的に「USB」「Wi-Fi(無線LAN)」「Bluetooth」の3つの方法でテザリングできます。
しかし、大手キャリアの携帯電話回線(SIMカード)でテザリングを利用する場合、契約内容によってはオプション料金がかかります。そこで、テザリング機能の提供状況をキャリアごとにまとめてみることにしました。読者の皆さんの参考になれば幸いです。
(記事中の価格は全て税別)
NTTドコモの場合、そもそも「テザリングオプション」という概念がありません。また、追加料金も原則としてかかりません。
ただし、「ウルトラパック」と総称される以下のパケットパックを契約している回線では、2018年4月から1シェアグループあたり月額1000円の有料オプションとなります。
なお、ドコモのAndroidスマホ・タブレットでテザリングをする場合、2016年4月以前に発売された機種では「spモード」の契約が必須となります。2016年5月以降に発売された機種では「mopera U」を始めとするspモード以外のXi(LTE)対応接続サービスでもテザリングを利用できます。
au(KDDIと沖縄セルラー電話)の場合、テザリングの利用には「テザリングオプション」を契約する必要があります。
オプション料金は契約しているデータ(パケット)定額サービス・料金プランによって異なり、以下の通りです。
※1 5月31日までに機種購入と同時に申し込んだ場合、最大2年間無料
SoftBankの場合、テザリングの利用には「テザリングオプション」を契約する必要があります。
オプション料金は契約しているデータ(パケット)定額サービス・料金プランによって異なり、以下の通りです。
※2 2017年8月1日以降は月額500円。また、2018年3月31日までは無料
※3 端末購入から一定期間内に初めて加入した場合は最大2年間無料
Y!mobileの場合、現行の「スマホプラン」「データプラン」「シェアプラン」を契約していれば、テザリングは特に申し込むことなく利用できます。追加料金もかかりません。
MVNOサービスの場合、そもそも「テザリングオプション」という概念がありません。追加料金もかかりません。
ただし、端末によってはテザリングの利用に一定の制限がかかる場合があります。
AndroidやWindows 10 Mobileを搭載するSIMロックフリースマホを使う、端末が対応していればテザリングを利用できます。
大手キャリアのAndroidスマホを使う場合、おおむね以下のような状況となっています。
iPhoneは、iOSやキャリア設定のバージョンアップによってテザリング可否が左右されることがありますが、現状は以下のような状況です。
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