ヤフーは、10月23日にAndroidスマートフォンのWebブラウザで生体認証を使用したログインを可能とした。
同社は9月に生体認証デバイスなどを利用した安全なログインを実現する規格「FIDO(ファイド)2」へ対応。これにより従来はログインするためにパスワードやSMS・メールに送信される確認コードを入力する場面で、指紋認証などの生体認証が使用できるようになった。
認証は生体情報をヤフーに登録・照合してログインする仕組みではなく、利用するデバイス上に生体認証を登録・照合し、照合結果のみをサーバに送信する。ヤフー側に生体情報が保存されるものではなく、事前に登録したデバイス以外からはログインできない仕組みとなっている。
まずは「Google Chrome」に対応し、Yahoo! JAPAN IDにログインした上で生体認証の設定へAndroidスマートフォンを登録すると利用可能となる。現時点ではAndroid 7.0以上かつChrome70以上が対象。
同社では悪意のある第三者が不正アクセスを試みる「リスト型攻撃」を防ぐべく、パスワードを使用しないログインの普及を推進している。
顔と手のひらを見せるだけ KDDIと日立が「手のひら決済」を披露 課題はスピード?
じぶん銀行、口座開設や取引で「顔認証」 2019年夏をめどに導入へ
ドコモオンラインショップが購入時の「2段階認証」を必須に 不正ログイン対策で
Huaweiの「Mate 10 lite」と「nova lite 2」で顔認証が利用可能に
ドコモ、PCでの「dアカウント」ログインに「スマホ認証」を導入 生体認証でパスワードレスにCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.