重量436グラムのAtom搭載ミニPC――「Viliv S5」がやってきたこんなMIDなら欲しい!?(2/2 ページ)

» 2009年06月30日 17時30分 公開
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タッチパネル操作を助ける独自の「Cube UI」を装備

ストラップの端に付いたスタイラスを使えば、小さなアイコンやボタンを押しやすい

 4.8型ワイド液晶ディスプレイは1024×600ドットの画面解像度を確保しており、サイズの割に高解像度だ。液晶ディスプレイにはタッチパネルが装着されており、指やストラップに付いたスタイラスで画面に直接触れて操作できるが、画面の表示がかなり細かいため、本体を抱えたまま両手の親指で画面上の小さなアイコンやボタンを押す場合は苦労する。スタイラスは先端がとがっていて正確にクリックできるので、指と使い分けるのがいいだろう。

 ただし、Viliv S5には指で簡単に操作が行えるよう「Cube UI」という独自のランチャーが用意されており、Windows XPを起動すると最初にこれが立ち上がる設定となっている。ルービックキューブのような縦3×横3のマス目が用意され、それぞれのマス目に任意のプログラムを登録できる仕組みだ。EntertainmentやInternetなど5つのカテゴリー別のキューブがあり、指でキューブを上下にはじくとカテゴリーの切り替え、左右にはじくとキューブの回転が行える。キューブの水平方向の各面にもショートカットを登録できるため、1つのキューブには合計36個(9マス×4面)のプログラムを配置可能だ。

 Cube UIの画面上部にある「Exit」ボタンを押すと、Windows XPのデスクトップ画面に移行できる。基本はタッチパネルでの操作だが、十字キーでメニューやカーソルの移動(MENUボタンの長押しでマウスポインターの操作モードに切り替え)、MENUボタンでスタートメニューの表示、OKボタンで決定、Cボタンで右クリックメニューの表示、左下の四角と矢印を組み合わせたボタンでソフトウェアキーボードの起動が行える。

ルービックキューブのようにアイコンが9つのマス目に並ぶCube UIがユニーク(写真=左)。左上の「Just on」ボタンを押すと、即座にスタンバイへ移行し、復帰は5秒程度で行える。Cube UIの画面上部にある「Exit」ボタンを押せば、Windows XPのデスクトップへ移行できる(写真=右)。液晶ディスプレイの表示品質に問題はない

 ソフトウェアキーボードは両手の親指で入力しやすいように、画面の左右にキーボートを分割したレイアウトを採用しているが、画面サイズの制約から各ボタンが小さいので、成人男性では両手の親指で正確にすばやく入力するのは難しいだろう。外出先で長文を入力したい場合は、別途折り畳み式のBluetoothキーボードなどを用意したほうがよさそうだ。

ボタン1つで英字配列のソフトウェアキーボードが起動する。キーボードは半透明表示なので、下にある内容を確認しながら入力できる

豊富な専用アクセサリーも用意

 レザーケースや車載用のカーキットなど、専用アクセサリーの充実ぶりも見逃せない。これらのアクセサリーもブルレーで取り扱う予定だ(以下の価格はすべてブルレーでの販売価格)。

バッテリーチャージャー(4400円/ACアダプタは付属しない)はなぜか円形で、リチウムポリマーバッテリーをこのように装着して充電する(写真=左)。レザーケース(3800円)は外側がブラック、ステッチと内側がレッドで塗り分けられており、なかなか高級感がある(写真=中央/右)。レザーケースには専用のスタイラスが付いているのもうれしい

シガージャックアダプター(写真=左)と吸盤付き車載用ホルダー(写真=中央/右)がセットになったカーキット(5800円)を導入すれば、本体のGPS機能と組み合わせて簡易ナビ的な使い方ができる

D-SubのアナログRGB出力に使うVGAケーブル(3400円)のほか、3RCAコンポーネント/S-Video/コンポジット用のテレビ出力ケーブル(3400円)が用意されている


 以上、Viliv S5の概要をチェックした。まだ触ってから間もないが、思い切ってキーボードを省いた一方で、CPU、ディスプレイ、通信機能、OSやソフトウェア面といった部分は手堅くまとまっており、なかなか魅力的な小型軽量MIDという印象を受けた。今後PC USERでは、より詳細なレビューを行っていく予定だ。

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