基幹パーツのほかにも、店員さんの予想を超えるヒットを記録したアイテムはいくつかある。テクノハウス東映で目立っていたのは、TEFTEC JAPAN「変換名人」シリーズの「USBM5-MCL」だ。USB mini 5ピン端子からmicro USB端子に変換するプラグで、価格は280円。同店は「mini 5ピンはケータイやデジカメでよく使われているのですが、意外とPCに接続するアイテムが少ないんですよね。アンドロイドケータイの『Xperia』を買った人が探していたみたいで、際だった売れ方をしました」と語る。
液晶ディスプレイで売り切れが続出したのは、LG電子の23インチモデル「W2363D-PF」だ。フルHD(1920×1080ドット)表示が可能な3D対応ディスプレイで、価格は4万円前後。T-ZONE.PC DIY SHOPは「日本エイサーの3D液晶『GD245HQbid』とともに大ヒットしましたが、W2363D-PFは入荷数がまだ少ないこともあって連休早々に売り切れました。3D映像を楽しむという人はもちろん、120Hzの高リフレッシュレートを目当てに購入するゲーマーの方も多かったです」と振り返る。
一方、クレバリーインターネット館ではタッチパネル式のサブディスプレイが人気を集めていた。特にヒットしたのは、ハンファ・ジャパンの「HM-TL7T」だ。800×480ドットの7型モニターで、HDMIやDVI、アナログRGB入力に対応する。価格は2万2570円だったが、取材当日の金曜日には入荷待ちとなっていた。「タッチパネル対応ということで、単なる表示機器ではなく、入力機器としても使えるのが魅力ですね。独自のランチャーを備える『Finger VU』シリーズも好評ですが、わずかに割安で、新たな使い方を覚えなくてもいいということでコチラを選ぶ方が多かったです」という。
そのほか、クレバリー1号店では、65ミリファンを搭載した大型のメモリクーラー「HM-18」がヒットしていた。「連休の中ごろに暑くなってきたと思うんですが、外気温の上昇にあわせてすごく売れるようになりました。干渉しやすい大型のクーラーなので、今後もヒットが続くかは微妙ですが、とにかくよく冷えるということで人気を得たんだと思います」とのことだ。
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