NECは9月13日、2010年PC秋冬モデル7シリーズ/49モデルを発表。3D元年とも呼ばれる2010年のトレンドに合わせ、デスクトップPCの全シリーズで3D対応モデルを用意した。
国内におけるNEC製PCのシェアは変わらず高く、GfK Japanの販売データによると、デスクトップPCは「VALUESTAR N」、ノートPC「LaVie L」の販売がとくに好調。2010年上期のPC市場も一時期の(景気や新OS発売前などの影響による)買い控え傾向は解消され、傾向前年比約120%(需要が落ち着いたNetbookを除くいた一般PCにおいては約140%)の伸長を見せているという。
新モデルのテーマは、
の3点。家庭用AV機器と同様に「PCを“生活の必需品の1つ”として導入する一般層」(NEC 渡邉氏)をターゲットに、家庭用AV機器のトレンドと同様のテーマをPCにも盛りこんで展開する。


秋冬モデルは3D・テレビ・2台目の需要をテーマにしたラインアップで展開。3D対応モデルはデスクトップPCの全シリーズに拡大し、「偏光版方式」(映画館などで採用)/「アクティブシャッター方式」(家庭用テレビや3Dゲーム)、ニーズに応じて2方式のモデルより選べる。このほか、リモートスクリーン機能「Luiソリューション」を全モデルに標準で搭載し、複数台目の需要も訴求する「2011年7月のアナログテレビ放送の終了にともない、テレビ需要は今後、より盛り上がると思う。3D対応地デジ対応PCもそのニーズを十分まかなえることを訴求したい。また、3Dについては“2010年は3D元年”と言われるように一般層への認知度も高まっており、2010年年末から2011年にかけて3D対応デジタル機器だけでなくテレビ放送や映画、ゲーム、Net動画など、普及に必要な“3Dコンテンツ”も豊富になるはず。いままで1モデルだった3D対応モデルをデスクトップPC全シリーズに拡充し、“選べる”ようにしたのはこの需要拡大に応じて多様化するニーズを見込んでのこと。秋冬モデルは月間12万台出荷を目標とし、デスクトップPCの10%が3D対応モデルとなるよう拡販したい」(NECパーソナルプロダクツ 商品開発本部の渡邉敏博本部長代理)
2010年PC秋冬モデル:デスクトップPCは全シリーズで「3D対応」──NEC、秋冬「LaVie/VALUESTAR」新モデル
2010年PC秋冬モデル:アイソレーションキー採用、明るさ2倍のLED液晶ディスプレイ搭載地デジノートPC──「LaVie L」
2010年PC秋冬モデル:シンプル&プレーンな薄型デザインはそのままに、基本性能を強化──「LaVie S」
2010年PC秋冬モデル:13.3型ワイドのボディにモバイルWiMAX&長時間駆動バッテリーを搭載――「LaVie M」
2010年PC秋冬モデル:デュアルコアAtom搭載、そして、よりコンパクトでより長く──「LaVie Light」
2010年PC秋冬モデル:3D対応+新デザイン、“迫力AV仕様”の液晶一体型デスクトップPC──「VALUESTAR W」
2010年PC秋冬モデル:新デザインを採用して音質も強化した3D対応のフォトスタンド型PC――「VALUESTAR N」
2010年PC秋冬モデル:3D Visionで立体視をサポートしたセパレート型デスクトップPC──「VALUESTAR L」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.