「Eee PC VX6」実力診断――ランボルギーニの世界観を表現したミニノートもはやNetbookとはほど遠い!?(1/5 ページ)

» 2010年11月11日 17時45分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

今度のランボルギーニモデルは予想外のEee PC

一目見て、ほかのEee PCと違ったデザインであることが分かる

 「ASUS-AUTOMOBILI LAMBORGHINI Eee PC VX6」は、ASUSTeK Computer(ASUS)のミニノートブランドである「Eee PC」シリーズに加わった最新モデルだ。その名が示す通り、イタリアの自動車メーカーであるランボルギーニとコラボレーションしたプレミアムモデルに位置付けられる。

 これまでにもASUSはランボルギーニとコラボレーションしたハイパフォーマンスなノートPCをいくつか国内販売してきたが、Eee PCシリーズとして投入するのは今回が初めてだ。主に低価格帯をカバーするEee PCシリーズと、自動車メーカーの中でも高級志向のランボルギーニという組み合わせはちょっと意外かもしれない。

 しかし実際の製品を見てみると、なるほどよくできている。ランボルギーニのスポーツカーを連想させるボディデザインを採用するとともに、中身はデュアルコアのAtom D525や第2世代NVIDIA ION(ION 2)、1366×768ドット表示の12.1型ワイド液晶ディスプレイ、USB 3.0といったEee PCシリーズ随一のハイスペックを搭載しており、“特別なミニノート”であることが、見た目からも中身からも伝ってくるのだ。


コラボレーションモデルならではの印象的なデザイン

 Eee PC VX6の大きな特徴の1つが、個性的なボディデザインだ。ランボルギーニとのコラボレーションモデルということで、天面にランボルギーニのエンブレムをあしらっているほか、カウンタックやディアブロ、ムルシエラゴといったランボルギーニのスポーツカーを連想させるような意匠を随所に取り入れている。

 シャープなラインで立体的に構成した天面、手前側を絞り込みつつ、エアインテークを連想させる排気口を備えた底面、V12エンジンをモチーフにしたというインタフェース回り、インパネ(インストルメント・パネル)のようなタッチパッドの形状、キーボード奥にある電源ボタンやヒンジ周辺の直線的なフォルムに至るまで、デザインは徹底されている。ランボルギーニ車の快適なシートをイメージしたというソフトタッチコーティングを施したマットブラックのパームレストの質感も印象的だ。

 ボディのサイズは297(幅)×204(奥行き)×23〜38(高さ)ミリ。ジャストA4サイズで、重量も約1.5キロとEee PCシリーズとしては大型だ。ちなみに、実測での重量は1.558キロと公称値よりもわずかに重かった。


ランボルギーニを思わせるシャープなデザインに猛牛のエンブレム、底面の通気口、タッチパッド、パームレスト、電源回りやヒンジに至るまで、デザインへのこだわりが徹底されている。今回入手したのはグロッシーホワイトのモデルだが、カラーバリエーションとしてグロッシーブラックも選べる

 独特の仕様はソフトウェア面にも見られ、起動時にはスタートアップ画面にランボルギーニの猛牛エンブレムを表示しつつ、エギゾーストノート(エンジンの排気音)を奏でる演出も施されている。BIOSセットアップからは、このエギゾーストノートのミュートや音量調整(10段階)も可能だ。さらに、エギゾーストノートをフィーチャーしつつ、ランボルギーニのスポーツカーやEee PC VX6をCGで描いたオリジナルのスクリーンセーバーも用意されている。


オリジナルの壁紙は6種類が用意されている。どれもモノトーン中心のシックな壁紙で、ボディのデザインに映えるが、個人的には少し抽象的すぎるようにも感じた。どうせなら、もっとストレートにランボルギーニの名車をフィーチャーした図鑑的なものがあってもよかったのではないだろうか

オリジナルのスクリーンセーバーは、映画の予告編のようなゴージャス感が漂う。アニメーションの開始直後には、エンブレムの表示とともにエギゾーストノートが鳴り響くという演出がされている。その内容はASUSの製品情報ページから720pのHD映像で視聴できる

スペックの強化はバッテリー駆動時間に多少影響

厚みのある背面部にリチウムイオンバッテリーを装着。付属のACアダプタは小型軽量だ

 背面に搭載するリチウムイオンバッテリーは56ワットアワー(10.95ボルト/5200mAh)で、公称のバッテリー駆動時間は約5時間とされている。デュアルコアのAtomやION 2、画面の大型化といった影響により、長時間駆動のモデルが多いEee PCシリーズとしてはバッテリーライフがそれほど長くない。

 ちなみに、シングルコアのAtom N475(1.83GHz)とIntel NM10 Expressチップセット、10.1型ワイド液晶を搭載する同社製Netbook「Eee PC 1018P」は、Eee PC VX6より容量が小さい44ワットアワー(7.4ボルト/6000mAh)のリチウムイオンバッテリーを採用しているが、公称駆動時間は約6時間をうたう。

 付属のACアダプタはサイズが35(幅)×88(奥行き)×26(高さ)ミリ、ケーブル込みの重量が209グラムと、ほかのEee PCシリーズ同様に小型軽量だ(いずれも実測値)。電源ケーブルが海外仕様の太い3ピンタイプではなく、国内で主流の細い2ピンタイプなのも携帯時にはありがたい。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  3. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  4. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  5. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  6. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  7. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  8. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  9. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  10. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年