GoogleはIntel Architectureで最適化を進めていくIDF 2011(2/4 ページ)

» 2011年09月14日 18時30分 公開
[本間文,ITmedia]

UltrabookがIntelの行く先を決める

 現在、SNSやメール、インターネットなどは、いつでも、どこでも、そして、どんなデバイスでも楽しめるようになった。では、“コンピューティング”の次のステップは、どこに向かうのだろうか?

 オッテリーニ氏はここで3つの“行き先”を挙げている。

  • より魅力的なデバイスの実現
  • ほかのデバイスとの連係がもたらす、一貫したコンピューティング体験
  • より堅固なセキュリティ機能の実現

 まず、“魅力的なデバイスの実現”のために、Intelは、CPUへの機能統合を加速させる。その1つが、2011年の年末から市場を賑わせることになる「Ultrabook」だ。Intelは、このUltrabookで、エンドユーザーが完全に満足できるコンピューティング体験と、必要な限り長時間使えるバッテリー駆動時間、よりセキュアなハードウェア環境、そして、購入しやすい価格帯を実現するという。

Intelが考える、コンピューティング環境の進化に不可欠な3つの要素(写真=左)。そしてその3要素を具現化したUltrabookの特徴(写真=中央)。MicrosoftのWindows 8によって、UltrabookだけでなくIntelアーキテクチャベースのタブレットデバイスも普及するとIntelは考える(写真=右)

 さらに、2013年に市場投入を予定している“Haswell”(開発コード名)では、シリコンレベルでスタンバイ時の消費電力が現行のCore i5シリーズから30%低減する見通しであることを明らかにするとともに、新しいシステムレベルのパワーマネージメント機能の採用で大幅な省電力化を実現、1日中Ultrabookを使い続けるようにする。さらに、インターネットに接続したアイドル状態では、消費電力を現行のCore i5搭載システムに比べて20分の1以上にすることで、10日間以上のバッテリー駆動も実現できるという。

“Haswell”では、シリコンレベルでスタンバイ時の消費電力が現行のCore i5よりも30%低減する(写真=左)。システムレベルでは現行のCore i5システムに比べて消費電力を20分の1にして、インターネットに接続したままでのアイドル状態なら、10日間以上もバッテリー駆動できるようになるという(写真=右)

 さらにオッテリーニ氏は、プラットフォームのパワーマネジメント機能を改良することで、コンパクトな太陽電池でもPCを動かせるようにできる述べ、Intel Labsが研究を進めている、コア電圧のしきい値を限界まで下げる技術を利用したデモを行った。なお、その詳細は現地時間の木曜日に登場する同社CTOのジャスティン・ラトナー氏による基調講演で明らかになる予定だ。

省電力化では、トランジスタの常識を覆す技術革新にも挑戦する。これまでは不可能だと思われていたほどの低電圧でトランジスタを駆動することで、小型の太陽電池でもシステムを起動する研究成果を基調講演で示した

超低電圧コア駆動のデモで用いたシステムでは、研究開発用のCPUが“Socket 7”にセットされていた(写真=左、中央)。そのデモシステムで使っていたCPUと太陽電池(写真=右)

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