「Windows 8とタッチで市場をけん引する」――2012年「VAIO」秋冬モデル発表会:2012年PC秋冬モデル

» 2012年10月01日 19時30分 公開
[ITmedia]

 ソニーは10月1日、2012年PC秋冬モデルとして「VAIO」ブランドの6シリーズを発表した。概要や各モデルの詳細は、以下の記事に譲り、ここでは同日行われた製品発表会の模様をリポートしよう。

2012年秋冬の「VAIO」はWindows 8に最適化したタッチ対応モデルを拡充

「VAIO Tap 20」(左)と「VAIO Duo 11」(右)

 新製品発表会では、ソニーVAIO&Mobile事業部本部長の赤羽良介氏が、VAIOに関する商品戦略について説明した。同社の予測によれば、今後タブレットの市場が拡大する一方で、ノートPC市場も同様に継続して成長が見込まれるという。これをけん引すると期待されているのが、タブレットとノートPCの両方の使い勝手をWindows 8で実現した“ハイブリッド”な製品だ。

 そこで同社は、Windows 8の操作感を最大限に生かすタッチインタフェースに注力し、2012年秋冬モデルでタッチパネル搭載モデルを大幅に拡充。新シリーズとなる「VAIO Duo 11」と「VAIO Tap 20」で「(PCの)まったく新しい使い方を提案していく」(赤羽氏)という。

ソニーVAIO&Mobile事業部本部長の赤羽良介氏(写真=左)。ノートPC市場も引き続き成長が見込まれるという(写真=中央)。2012年のVAIO秋冬モデルは5シリーズでタッチ対応モデルを展開。このうち2つの新シリーズを投入する※なお、今回投入されたモデルでSシリーズのみタッチ対応モデルが存在しない(写真=右)

 VAIO Duo 11は、同社が「スライダーハイブリッドPC」と呼ぶ11.6型モバイルノートPCで、独自の「Surf Slider」デザインにより、タブレットモードとキーボードモードを「一瞬で」(赤羽氏)使い分けられるのが特徴だ(関連記事:Windows 8に最適化したタブレット/ノートのハイブリッドPC――「VAIO Duo 11」)。

 赤羽氏は「こだわったのはandかorかという点。(VAIO Duo 11では)PC or タブレットではなく、PC and タブレットとして、常にどちらでも使えることを追求した」と製品コンセプトを解説。続けて、付属のデジタイザスタイラス(ペン)による入力について触れ「ペンは自由な発想に最適な道具だ。本当の紙のように使えるユーザー体験をPC上で実現しつつ、紙ではできない編集や整理、検索といった紙以上の使い勝手も提供している」と述べ、その例として独自ソフトの「Active Clip」を使ったデモを披露した。

「VAIO Duo 11」の製品デモ。簡単に輪郭検出できる独自ソフト「アクティブクリップ」を使って、手軽に写真を合成したり文字入力が可能だ。「感性に訴えるプレゼンができる」(赤羽氏)

 もう1つの注目製品であるVAIO Tap 20は、液晶ディスプレイを水平に寝かせた“テーブルトップスタイル”により、1つの画面を複数人で操作する利用シーンを想定した「まったく新しいコンセプト」(同社)のデスクトップPCだ。同社はこれを「テーブルトップPC」という新カテゴリーのPCに位置付けている。

 ディスプレイは20型ワイド(1600×900ドット)で視野角の広いIPS液晶を採用、10点マルチタッチに対応した静電容量式のタッチパネルを備える。複数人で使うコンセプトから、2人用のお絵かきソフト「Family Paint」などの独自ソフトをプリインストールしているのも目を引く。また、公称約3.5時間のバッテリーを内蔵し、好きな部屋に持ち運んで利用できるのもポイントだ。「自由なスタイルで使うことができ、小さな子どもがいるファミリーに向いている。特に母親に喜んでほしい」(ソニーマーケティングITマーケティング部統括部長の下野裕氏)。

寝そべった格好でも利用できる「VAIO Tap 20」(写真=左)。「フリースタイルスタンド」機構によって、デスクトップスタイルとテーブルトップスタイルを自在に切り替えられる(写真=中央)。2人で同時にお絵かきができる「Family Paint」のデモ(写真=右)

 このほか、周辺機器やサービスと連携も強化していく。具体的には、同社のネットワークレコーダー「nasne」と、「VAIO TV with nasne」により、「家のどこからでもテレビが見られる。すべてのVAIOがテレビになる」(赤羽氏)といった提案や、NFC(Near Field Communication)で煩雑な認証過程なしにスマートフォン(Xperia)とVAIOとのデータ同期が行えるような、新しいユーザー体験も提供していくという。

ホームネットワーク内に「nasne」があれば、「VAIO TV with nasne」を搭載するVAIOがテレビになる(写真=左/中央)。NFCを活用した連携機能も提供していくという(写真=右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月24日 更新
  1. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  2. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  3. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  6. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  7. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  8. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  9. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
  10. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー