閉じればスマホ、開ければタブレット――そんな操作性を実現したまさかの2画面Android端末が、NTTドコモから発表されたNECカシオモバイルコミュニケーションズ製の「MEDIAS W N-05E」だ。
これまでも2つのディスプレイを備えたAndroidデバイスはいくつか登場しているが、MEDIAS Wの最大の特徴と言えるのが画面が常に外側にあること。クラムシェルと呼ばれる従来の形状と異なり、MEDIAS Wはディスプレイを山折りにして折りたたむ。
搭載されるディスプレイは約4.3インチ QHD(540×960ピクセル)表示液晶が2枚。開くと5.6インチの960×1080ピクセル表示液晶としてフルスクリーン(真ん中にヒンジがあるが)で利用できる。
ブラウザや地図など一部のプリセットアプリは2つのディスプレイを使ったマルチウィンドウに対応し、ブラウザのブックマークや、ギャラリーのサムネイルを別画面に表示しておける。ディスプレイを山折りにして同じ動画を双方で再生したり、セルフタイマーを利用したカメラ撮影もできる。片方のディスプレイにキーボードを表示して、文字入力を快適に行うことも可能だ。なお、Androidの仕様によってアプリの同時起動は制限されており、すべてのアプリがマルチウィンドウで利用できるわけではない。
チップセットは1.5GHzのデュアルコアプロセッサーMSM8960を採用。OSのバージョンはAndroid 4.1だ。カメラは有効約810万CMOSで、ボディを“開く”と内側に向くためインカメラは搭載していない。またNOTTVやワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、防水/防塵には非対応となっている。
機種名 | MEDIAS W N-05E |
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OS | Android 4.1 |
CPU | Snapdragon MSM8960(1.5GHzデュアルコア) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約64×136×12.2ミリ |
重さ | 約183グラム |
連続通話時間 | 3G:約500分、GSM:約680分 |
連続待受時間 | LTE:約460時間、3G:約630時間、GSM:約480時間 |
バッテリー容量 | 2100mAh |
メインカメラ | 有効約810万画素CMOS |
インカメラ | ― |
メモリ | ROM:16Gバイト、RAM:1Gバイト |
外部メモリ | microSDHC(最大32Gバイト) |
ディスプレイ | 約4.3インチ QHD(540×960ピクセル)表示液晶 |
サブディスプレイ | 約4.3インチ QHD(540×960ピクセル)表示液晶 |
ボディカラー | Black |
主なサービス・機能 | Xi(下り100Mbps/上り37.5Mbps)、FOMAハイスピード(下り14Mbps/上り5.7Mbps)、Bluetooth 4.0、Wi-Fiテザリング(10台)、spモード、デコメール、GSM、エリアメール、ほか |
発売予定日 | 4月中旬 |
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