050から始まる電話番号で、ネットワークがつながっていれば発信も着信もOK!そのうえ通話料も電話番号付MVNO SIMと比較すると半額以下のIP電話アプリの中から、NTTコミュニケーションズの『050 plus』と、フュージョン・コミュニケーションズの『SMARTalk』を試してみました(2014年7月18日加筆修正)。
電話番号付MVNO SIMは090/080といった使い慣れた電話番号から発信できるものの、無料通話時間がなく一律30秒21.6円。友達同士ならLINEという手もありますが、仕事だとそういうわけにもいかず、気づけば通話料が重くのしかかる…なんてことも。
そこで導入を考えたいのがIP電話アプリ。050から始まる電話番号で、ネットワークがつながっていれば発信も着信もOK!そのうえ通話料が格安で、電話番号付SIMプランと比べると、半額以下!
色々な会社がIP電話サービスを展開しています。その中でも評判が良いのがNTTコミュニケーションズの『050 plus』と、フュージョン・コミュニケーションズの『SMARTalk』。ということでこの2つを試してみました。
050 plusは324円/月がかかりますが、固定電話への通話料が圧倒的に激安。一方SMARTalkは、30秒単位の課金なので050 plusよりお得になる場面もありますし、月額使用料はありません。
電話番号付SIM | 050 plus | SMARTalk | |
---|---|---|---|
携帯電話宛 | 30秒21.6円 | 1分17.28円 | 30秒8.64円 |
固定電話宛 | 30秒21.6円 | 3分8.64円 | 30秒8.64円 |
同一サービス内 | 30秒21.6円 | 050ナンバー同士の通話無料 | 050ナンバー同士の通話無料 |
月額使用料 | MVNO各社で異なる | 324円 | 0円 |
いずれもwebからの登録で、メールアドレスとクレジットカードが必要です。ただし、050 plusの場合は電話番号が必要で、NTTコミュニケーションズからの本人確認電話での認証が必要となります。その代わり、その場で使い始められるようになります。SMARTalkはその手間はありませんが、登録から使用開始まで最長1時間かかります(筆者は15分ほどで使えるようになりました)。
登録が完了するとアプリでの通話が可能になります(左:050 plus、右:SMARTalk)。実際の通話ですが、Flet's光につながったWi-Fi環境下では、どちらとも通話は良好! 普通に携帯で話している感覚と変わりません。
気になるのは格安SIMの場合ですよね。今回、『OCN モバイル ONE』と『b-mobile スマートSIM』の2つで試してみました。どちらもLTE表示のアンテナが3本立った状態での実験です。
『OCNモバイルONE(50MB/日)』は、通信量50MBまではLTEの速度でつながりますので、Wi-Fiとほぼ変わらずに良好でした。
問題は50MB使い切った後、速度200kpbsになっての使い勝手。結果、050 plus、SMARTalkともに少しざらっとした感じや、ごくたまにプチッと途切れる感覚はありましたが、おおむね良好に通話できました。携帯で歩きながらの通話とあまり変わらない感覚です。
『b-mobile スマートSIM』は「月額定額980」(新規受付終了)のものを使用。LTE回線ではあるものの、常時150kbpsの通信速度。実は結果に大きな差が出ました。
050 plusでは多少聞き取りづらい部分がたまに出ましたが、これといった問題もなく通話が可能でした。ところがSMARTalkはいっこく堂くらいの遅延が出たり、こちらの声は伝わるものの、相手の声が聞こえなかったりといったことが発生してしまいました。
そこで、通話後の各アプリの使用データ量を比較してみました。
それぞれ1分ほどの通話でしたが、050 plusとSMARTalkでは150KBほどの差が出ています。会話の内容によるところもありますが、050 plusのデータ量が少ない(低速回線にも強い)というところでしょうか。
関連リンク:>> スマートフォン向け無料通話アプリ・IP電話なら050 plus
関連リンク:>> SMARTalk(公式アプリ) | FUSION IP-Phone SMART
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