「Surface 3」を2週間使って分かったこと――Surface Pro 3/新MacBookとの違いは?USモデル先行レビュー(5/5 ページ)

» 2015年05月24日 09時00分 公開
[ドリキンITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5       

Windows 10で本領を発揮するSurface 3

SurfaceシリーズはWindows 10で最も真価を発揮するデバイス

 最後に、今年の夏にリリースが予定されている次期Windows OS「Windows 10」のWindows 10 Insider Preview(旧称:Windows 10 Technical Preview)をSurface 3にインストールしてみたので、その印象を簡単にリポートします。

 このプレビューはあくまでもβ版でまだまだ不安定ですし、バージョンアップする度、大幅にデザインなども修正されていて、最終的なWindows 10では仕様が変わる可能性がありますのでその点はご留意ください。

 実は、Surface 3にこのプレビュー版をインストールするのは2回目で、1回目に試したときはまだSurface 3用のドライバが準備されていなくて、遅すぎて使い物になりませんでした。これはさすがに耐えられないと、いったんWindows 8.1に戻したのですが、数日後にSurface 3に対応したというニュースを聞いて、再度トライしたという経緯です。

 ドライバなしの状態ではちょっと実用に耐えないレベルで遅かったのですが、2度目のインストールではWindows 8.1よりも気持ち軽い感じでかなり安定して動いています。

 Windows 8/8.1ではModern UIというタブレットに特化したUIを採用して、従来のデスクトップUIとModern UIを切り替える形で、通常のPCとタブレットのどちらでも使えるOSを目指していたのですが、あまりPCユーザーからもタブレットユーザーからも支持されませんでした。

 Windows 10ではそこら辺の問題を見直して、デスクトップとModern UIのシームレスな融合を目指しています。特にSurfaceのようなカバーを外すとタブレット、装着するとPCになるような2in1タイプのデバイスでは、その恩恵がより受けられるように設計されているので、Surface 3の真価はWindows 10で発揮されると言っても言い過ぎではないと思います。

 「Continuum」と名付けられた新機能では、デバイスの状況に応じてユーザーインタフェースが最適化されます。例えばSurfaceの場合、Type Coverを装着すると自動的にデスクトップモード、外すとタブレットモードにUIが最適化されます。

Type Coverが取り外されたときに自動で表示されるモード切り替えの通知(画面右下)。実際には完全にType Coverを取り外す必要はなく、カバーを裏に回したときにも自動的に切り替わるなど賢い

 OSを開発しているMicrosoftが自ら開発しているデバイスと言うことで、Surface 3はこれらWindows 10の機能を最大限に活用できるデバイスであると言えるでしょう。

 継続的に進化することが予告されているWindows 10の恩恵を最も受けられるデバイスとしても、Surface 3はおすすめです。

前のページへ 1|2|3|4|5       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. 楽天モバイルのスマホが乗っ取られる事案 同社が回線停止や楽天ID/パスワード変更などを呼びかけ (2024年04月23日)
  2. シャープ、5月8日にスマートフォンAQUOSの新製品を発表 (2024年04月24日)
  3. スマホを携帯キャリアで買うのは損? 本体のみをお得に買う方法を解説 (2024年04月24日)
  4. Vポイントの疑問に回答 Tポイントが使えなくなる? ID連携をしないとどうなる? (2024年04月23日)
  5. 通信品質で楽天モバイルの評価が急上昇 Opensignalのネットワーク体感調査で最多タイの1位 (2024年04月25日)
  6. 貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダー発売 スマート感知センサーで自動録画 (2024年04月25日)
  7. 中古スマホが突然使えなくなる事象を解消できる? 総務省が「ネットワーク利用制限」を原則禁止する方向で調整 (2024年04月25日)
  8. ドコモ、「Xperia 10 V」を5万8850円に値下げ 「iPhone 15(128GB)」の4.4万円割引が復活 (2024年04月25日)
  9. スマートグラス「Rokid Max 2」発表 補正レンズなくても視度調節可能 タッチ操作のリモコン「Rokid Station 2」も (2024年04月25日)
  10. 「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安 (2024年04月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年