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» 2015年08月17日 20時00分 UPDATE

格安SIM Q&A:クレジットカード以外の支払い方法を選べる格安SIMはありますか?

MVNOが提供するいわゆる「格安SIM」は、支払い方法がクレジットカードのみ、ということが多いですよね。クレジットカード以外の支払い方法に対応したものはないものでしょうか……?

[井上翔,ITmedia]

質問

 「格安SIM」を検討しているのですが、月々の利用料金をクレジットカード以外の方法で支払えるものはありませんか? クレジットカードを持っていないんです……。

回答

photo

少ないですが、口座振替で支払えるものがあります。「デビットカード」は、MVNOによります。
(ITmedia Mobile編集部 井上)


 MVNO(仮想移動体通信事業者)の個人向け通信サービスは、月々の利用料金の支払い方法をクレジットカード“のみ”としていることが普通です。これは、代金回収をより低コストで、より確実に行うためです。

 言い方を変えれば、クレジットカードを持っていないとMVNOが提供する「格安SIM」を契約できない、ということになります。これでは、さまざまな理由からクレジットカードを持たない(持てない)人は、格安SIMで通信料金を節約できない、ということになってしまいます。

 クレジットカードを作ることが一番“楽”な解決法ですが、全ての人が取れる方法ではありません。選択肢は大幅に限られますが、クレジットカードを使わないで契約できるMVNOはあります。詳細は以下のとおりです。

口座振替で契約・支払いできるMVNOサービス

 まず、金融機関の口座振替で月々の利用料金を支払えるMVNOサービスは以下のとおりです。なお、「SIMカード単品」の購入・契約であることを前提としています。

口座振替で月額料金を支払えるMVNOサービス(2015年8月現在)
MVNOサービス名 条件など
OCN モバイル ONE 事前にカスタマーズフロント(電話窓口)に問い合わせる必要あり
BIGLOBE LTE・3G データ通信SIMのみ対応(音声通話SIMは不可)
1請求につき200円(税別)の手数料が必要
NifMo 「@nifty接続サービス」を契約中であること
接続サービスの料金の支払い方法が「tabal まるごと決済」(※1)または「KDDI決済」(※2)であること
(通常の口座振替では不可)
ぷららLTE 「ぷらら会員」であること
支払い方法が口座振替または「tabal まるごと決済」(※1)であること
もしもシークス 申込み完了後に初回請求分を銀行振込
初回請求時に「保証金」(6000円・非課税)が必要
(保証金は解約時の料金精算に充当、残額を返金)
@モバイルくん。 特になし
インターリンクLTE SIM
(データ通信のみ提供)
通常の口座振替のほか「tabal まるごと決済」(※1)も利用可
(※1)NTTドコモまたはNTT東日本・西日本の利用料金と一括請求するサービス
(※2)KDDIの各種料金(au電話料金など)と一括請求するサービス

 百花繚乱(りょうらん)の感のあるMVNOサービスですが、口座振替で支払いができるもの、となるとかなり数が少なくなります。格安サービスを維持するためには仕方ないのでしょうか……。

photo 口座振替での支払いに特に制限のないMVNOサービス「@もばいるくん。」は、実は格安SIMの世界では貴重な存在

Visaデビットカード・JCBデビットカードはMVNO次第

 決済金額を金融機関の口座から原則としてすぐに引き落とす「デビットカード」。「Visaデビットカード」や「JCBデビットカード」のように、クレジットカードが使えるお店でそのまま使えるデビットカードも増えてきました。

 そうすると、VisaデビットカードやJCBデビットカードを利用すれば、口座振替に対応しないMVNOサービスの料金を支払えるのではないか、と思いますよね。

 Visaデビットカード・JCBデビットカードでの月額料金の支払いについては、MVNOによって対応が分かれています。

 例えば、「楽天モバイル」については、「楽天銀行デビットカード」(VisaJCB)または「スルガ銀行Visaデビットカード」のみ利用可能ということになっています。「IIJmio」の場合は、月次決済(毎月の自動決済)に対応するデビットカードであれば使える可能性があるとしています。一方、日本通信の各種MVNOサービスでは、デビットカードでの料金支払いに対応しないとしています。

 このように、MVNOによってデビットカードでの支払い対応が異なるのは、デビットカードの「即時引き落とし」という仕組みに大きな原因があります。MVNOが料金を請求するタイミングで口座残高が不足していると、支払いに対する承認を得られません。この場合、MVNOは別の方法で代金の取り立てをしなくてはなりません。多くのMVNOがクレジットカードに支払い方法を限定している理由の1つは、先述の通り、より確実な代金回収を目的としているためです。それと“矛盾”するデビットカード支払いに対応しないのは、ある程度仕方ないのかもしれません。

 もしも、VisaデビットカードやJCBデビットカードで料金を支払うことを検討している場合は、事前にMVNO事業者に問い合わせることをお勧めします。

photo 即時口座引き落としで、借金が嫌いな人にもお勧めのVisaデビットカード。筆者も何枚か持っているが、MVNOでの利用料金の支払いに使えないことも少なくない

データ通信だけでいいなら「プリペイドSIM」もひとつの選択肢

 もしも、データ通信だけで良いのであれば、「プリペイドSIMカード」を利用することも良い選択肢です。「OCN モバイル ONE」や「IIJmio」のプリペイドサービスなら、家電量販店やコンビニエンスストアでも容量チャージ用のカードも売っています。これを使えば、クレジットカードはもちろん、金融機関の口座も必要ありません。

photophoto OCN モバイル ONE(写真=左)やIIJmioのプリペイドSIMカードのチャージは店頭で販売されているプリペイドカードでも可能

このコーナーについて

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