5月25日から27日まで東京ビッグサイトで、モバイル/ワイヤレスの専門展示会「ワイヤレスジャパン 2016」が開催される。
2016年はMVNOやIoT(モノのインターネット)に関連する展示や講演が充実している。また、「Androidセッション」では最新OS「Android N」の情報も語られる。ワイヤレスジャパンは基本的にB to B向けの展示会ではあるが、コンシューマーに関わる情報も豊富なので、モバイル業界の最新動向を把握したい人は、ぜひ足を運んでほしい。展示会への入場とカンファレンスの参加は無料で、展示会に入場するための事前登録をこちらで受け付けている。
一部は満席のものもあるが、ITmedia Mobile読者におすすめしたい講演やセッションを紹介しよう。
大きな盛り上がりを見せているMVNO市場は、どこへ向かうのか? 2016年のトレンドとは? 法人開拓はどのように行う? そんなMVNOの最新動向について、IIJ(インターネットイニシアティブ)、ビッグローブ、ソラコムのキーパーソンが語る。冒頭では総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 部長 大橋秀行氏があいさつをする。
ノキアソリューションズ&ネットワークス、NTTドコモ、Huawei、ソフトバンク、KDDIのキーパーソンが、IoTの市場予測や各社の取り組みについて解説する。現在のところノキアソリューションズ&ネットワークス以外は満席となっている。
「日本Androidの会」メンバーが、Androidの最新事情について紹介する。25日は「最新AndroidとIoTプラットフォームの今」では、嶋是一理事長がAndroidの歴史を振り返りつつ、Android NやIoTプラットフォームとの関係について語る。「自動認識するメイドさん、NFCの先に広がるRFIDの世界」では、 NFCを卒業(?)してRFIDを使いこなすメイドさんたちの身近な活用事例を、RFID/NFCエバンジェリストの大坂泰弘氏が紹介する。ほかに「もう困らない! 英語が今すぐ読めるようになる夢のアプリ「英読」のすべて」「クラスタリング技術を用いたiBeacon配置の決定手法」も予定している。
27日には、日本Androidの会 金沢支部・VR部 金沢支部長・VR部副部長kinneko氏が、「Androidを利用したVRゴーグルとその応用」と題して、VRゴーグル「JAGOVISOR」の開発成果を解説する。日本Androidの会 セキュリティ部/RiskFinder 谷口岳氏は、Android Nのセキュリティについて解説する。
26日にはビッグローブ 法人サービス事業部 シニアエキスパート 岡村紀明氏が、「ビッグローブが "つなげる" ビジネスコミュニケーション」と題して、スマートフォンを活用したクラウド型電話サービスによる新しい働き方を提案する。
27日の「生き残るMVNOサービスとは」「MVNOでつなげる、BIGLOBEのIoT戦略」は満席となっている。
「激動の業界変革を生き残るための鍵は何か?」をテーマに、携帯ショップが生き残るための策を議論する。サブテーマは以下の通り。
日本アイ・ビー・エム Watson IoT事業部 IoT Technical Leadの鈴木徹氏が、モバイル/ウェアラブル/ソーシャルなどとIoTを連携させた、新たなビジネス価値を生み出す事例について、デモを交えて紹介する。場所は東京ファッションタウン908研修室。
25日〜27日に開催される「スマートIoTセッション」では、Watson IoTを含む、IoTにまつわるセッションが行われる。詳細はこちらを確認してほしい。
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