動画サービスやスマートTV、スマートフォンを手掛ける中国LeEcoは10月19日(現地時間)、米サンフランシスコで開催のイベントで、ハイエンドAndroid端末「Le Pro3」の米国での発売を発表した。発売日は11月2日だ。
Le Pro3は、米Googleの「Pixel」と同じ米QualcommのSnapdragon 821を搭載し、ディスプレイは5.5型(403ppi)の同社のフラッグシップ端末。Androidは6.0 Marshmallowだ。メモリは4GB、ストレージは64GB、バッテリーは4070mAh、カメラは1600/800万画素と遜色のないスペックだ。米Appleの「iPhone 7」同様に3.5ミリのオーディオジャックを排除することで、7.53mmという薄さを実現している(オーディオはUSB Type-Cポートに接続する)。
価格は399ドル(約4万1000円)で、100ドルのリワードを獲得できれば299ドルで購入できる。
同社はまた、Le Pro3をセットして使う韓国Samsung Electronicsの「Gear VR」のようなVR HMD「ExploreVR」や43/55/65型のスマートTV、なぜか自転車なども発表した。
LeEcoは、2004年創業の北京に拠点を置く公開企業。米LinkedInの概要によると、中国で最大の映画・ドラマ・スポーツコンテンツのライブラリを保有するオンラインサービスという。“中国のNetflix”と呼ばれることもある。
中国では安価で高性能なスマートフォンやテレビを、動画サービスに呼び込むツールとして販売している。米国でも同様のビジネスモデルを展開する計画のようだ。
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