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» 2008年03月27日 16時30分 UPDATE

サクッとおいしいVistaチップス 35枚め:IMEが知らない間に切り替わる事故を防ぐ

「ATOKを使っていたはずなのに、いつの間にかMicrosoft IMEに切り替わっていた」という話をたまに聞く。それは何者かの陰謀……ではない。断じて。

[織田薫,ITmedia]
今回のチップスが使えるエディションは?
エディション Home Basic Home Premium Business Ultimate
対応状況

 マイクロソフトは3月19日、Windows Vista Service Pack 1(SP1)を一般ユーザー向けに公開した。システムの安定化やパフォーマンスの向上が図れるとあって、既に多くのVistaユーザーがSP1を導入していることと思う。したがって、本連載も今回からVista SP1環境で試した内容となる。

 さて、VistaはWindows XPと同様、入力言語とIME(Input Method Editor)の切り替えを、キーボードのショートカットで行える。入力言語の切り替えは、テキストサービスの機能で日本語以外の言語(英語など)をインストールしている場合に有効だ。初期設定では、「左Alt+Shift」キーが入力言語の切り替え用に割り当てられている。一方、IMEの切り替えは、Microsoft IMEやATOKなど複数のIMEをインストールしている場合に有効だ。初期設定では「Ctrl+Shift」キーでIMEを切り替えられる。

tm0803tips35_01.jpgtm0803tips35_02.jpgtm0803tips35_03.jpg コントロールパネルで「キーボードまたは入力方法の変更」をクリックする(写真=左)。「地域と言語のオプション」が起動するので、「キーボードと言語」タブで「キーボードの変更」ボタンを押す(写真=中央)。起動した「テキストサービスと入力言語」の設定画面では、「全般」タブで利用する言語とIMEを追加もしくは削除できる(写真=左)。この例では、英語(米国)、日本語(日本)、クメール語(カンボジア)の3つの「入力言語」があり、日本語(日本)にはATOK 2008とMicrosoft IMEの2つの「IME」が登録されている

 入力言語やIMEを切り替えられるショートカットキーは、複数の言語を利用してドキュメントを作成しているユーザーや、利用するアプリケーションによってIMEを使い分けるようなユーザーにとっては便利な機能だ。

 しかし、ほとんどの人は入力言語やIMEを切り替えずに利用していることだろう。その場合、知らず知らずのうちに前述のショートカットキーを押してしまっていて、思わぬタイミングで入力言語やIMEが切り替わることにイライラしたことがある人も少なくないと予想される。「左Alt+Shift」キーを誤って押してしまうことは珍しいが、「Ctrl+Shift」キーはうっかり押してしまいがちだ。

 これまでに、キーボードのミスタイプで意図しない入力言語やIMEの切り替えが発生してしまうことに困った経験があるならば、ショートカットキーの設定をオフに変更することをおすすめする。設定を変更する手順は簡単だ。前述した「テキストサービスと入力言語」の設定画面から、入力言語やIMEの切り替えにショートカットキーを割り当てない設定にすればよい。

tm0803tips35_04.jpgtm0803tips35_05.jpgtm0803tips35_06.jpg 「テキストサービスと入力言語」ウィンドウで「詳細なキー設定」タブを開き、「入力言語のホットキー」内の「入力言語間」を選択し、「キーシーケンスの変更」ボタンを押す(写真=左)。「キーボードレイアウトの切り替え」のチェックボックスを「割り当てなし」に設定すれば、IME切り替えのショートカットキーがオフになる(写真=中央)。同様に、「入力言語の切り替え」のチェックボックスを「割り当てなし」に設定すれば、入力言語切り替えのショートカットキーがオフになる。「入力言語間」ではなく、各IMEを選択した状態で「キーシーケンスの変更」ボタンを押すと、個別に起動用のショートカットキーを割り当てることが可能だ

 なお、百花繚乱(りょうらん)だったWindows用の日本語IMEも、今ではマイクロソフトのMicrosoft IMEとジャストシステムのATOKの2強でほとんどのシェアを占めている。複数のIMEを導入していない場合は、「Ctrl+Shift」キーを押してもIMEの切り替えが発生することはないので、今回の設定は主にATOKを愛用しているユーザーに有効なテクニックとなるだろう。

過去に紹介したVistaチップスと各エディションの対応状況
内容 Home Basic Home Premium Business Ultimate
34枚め:Vistaのファイル共有を理解する
33枚め:VistaのHDDキャッシュ設定を変更して高速化する
32枚め:Vistaのドライブ暗号化機能「BitLocker」を理解する × × ×
31枚め:Vistaのファイル圧縮/暗号化機能を活用する
30枚め:Vistaのファイル検索をカスタマイズする
29枚め:Vistaのファイル検索をマスターする
28枚め:Vistaの視覚効果を変更してスピードアップ
27枚め:VistaのWindowsサイドバーとガジェットを使いこなす
26枚め:Internet Explorer 7の同時ダウンロード数を増やす
25枚め:Vistaの電源ボタンを交換する
24枚め:Windows Media Player 11の共有機能を利用する
23枚め:Vistaの「プログラムと機能」をカスタマイズする
22枚め:VistaでDHCPサーバからIPアドレスを取得できない場合に対処する
21枚め:Vistaの「Windows転送ツール」を活用する
20枚め:VistaでHDDのパーティションを結合/分割する
19枚め:Vistaで接続できないNASに対処する
18枚め:VistaのWindows Updateを使いこなす
17枚め:VistaとWindows XP間の文字化けを解消する
16枚め:Internet Explorer 7のタブ機能をカスタマイズする
15枚め:Internet Explorer 7のユーザーインタフェースを改造する
14枚め:Vistaのジャンクションを理解する
13枚め:Vistaでユーザー用フォルダの参照先を変更する
12枚め:Vistaでファイルやプリンタを共有する
11枚め:Vistaの詳細ブートオプションを利用する
10枚め:Vistaの便利な機能を有効に、不要な機能を無効にする
9枚め:VistaにXP用ドライバを手動でインストールする
8枚め:ファイルとレジストリの仮想化を理解する
7枚め:「システムの復元」と「以前のバージョン」で使う領域を変更する
6枚め:WindowsメールにOutlook Expressの環境を取り込む
5枚め:非対応のWindowsヘルプを利用可能にする
4枚め:間違って削除したファイルを復元する
3枚め:「ファイル名を指定して実行」をスタートメニューに加える
2枚め:アプリケーションを管理者として実行する
1枚め:ユーザーアカウント制御を使いこなす

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