最後にそのほかの新製品を3シリーズ(製品)紹介したい。日立から登場したのは、高付加価値をつけた外付けHDDシリーズ「LifeStudio」。専用のファイル閲覧ソフトを搭載しており、セキュアな環境でHDD内のデータを閲覧したり、写真データをFacebookなどにアップロードできるのが特徴だ。付属のUSBメモリキーに必要なファイルを同期して持ち歩くこともできる。登場したのは4モデルで、3.5インチHDDを採用した「LifeStudio Desk Plus」の2Tバイトモデルが1万8000円弱、1Tバイトモデルが1万3000円弱。2.5インチHDDを使った「LifeStudio Mobile Plus」は、500Gバイトモデルが1万2000円弱で、320Gバイトモデルが1万円弱だ。ツートップ秋葉原本店は「変わった特徴のあるモデルですが、使いこなせばかなり便利だと思います。マルチメディアファイルの管理にオススメです」と話していた。
ASRockからは、小型ベアボーン「Core100HT」シリーズ3モデルが登場。USB 3.0端子をフロントに配置したモデルで、8月に登場したCore i3-330M搭載モデルの後継となる。オンボードCPUにCore i3-350Mを採用しており、DVDスーパーマルチを内蔵した白筐体の「Core100HT/W1/BB」と黒筐体の「Core100HT/B1/BB」が5万円弱、BD-ROMドライブを備えた「Core100HT-BD/B1/BB/JP/ASRK」が6万円弱となる。DDR3 SO-DIMMメモリ2枚と2.5インチドライブ2台を組み込み可能だ。
パソコンショップ・アークは「省スペースで省エネなマシンが1つのトレンドになっているので、そこそこヒットする可能性を感じます。USB 3.0が使えるというのは魅力的ですからね」と評価していた。
パイオニアから登場したのは、BD-Rに最大12倍速で書き込めるBD-Rドライブのリテール版「BDR-S06J」だ。価格は3万円弱。ドライブ自体は、約1年前に登場したバルク品の「BDR-S05J」と同じだが、Blu-ray 3D対応のプレーヤーソフトを付属し、ファームウェアを向上させている。クレバリー1号店によると、「リテール品だと確実に日本生産のものが入っているという点に注目しているユーザーも多いです。バルク品は生産工場が日本と海外で半々というウワサが流れていたんですよ。ロットによって見分けられるようで、個体ごとに目をこらしている人がけっこういました。過去に海外製品で痛い目を見たという人にとっては、待望のドライブといえるかもしれません」といった理由もあって好調に売れているそうだ。
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