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» 2012年06月04日 10時00分 UPDATE

2012年PC夏モデル:初のUltrabook、15周年記念ノート、BRAVIAテレパソも――ソニー「VAIO」夏モデル (1/2)

ソニーは「VAIO」の2012年夏モデルを6月9日より順次発売する。Ivy Bridgeこと第3世代Coreの採用とともに、同社初のUltrabook、ハイエンドモバイルノートPCの15周年記念モデル、BRAVIAの高画質回路を搭載した液晶一体型など、ラインアップを大幅に強化した。

[ITmedia]

VAIO 2012年夏「標準仕様モデル」の主な特徴

ラインアップ

  • ソニー初のUltrabook「VAIO T」は11.6型/13.3型をラインアップ
  • 通常電圧版CPU採用の13.3型ハイエンドモバイルノートPC「VAIO Z
  • 光学ドライブ内蔵の13.3型/15.5型モバイルノートPC「VAIO S
  • スタンダードノートPC「VAIO E」のデザインを変更し、11.6型/14型/15.5型を用意
  • BRAVIAの高画質回路を搭載、グラスレス3Dにも対応した24型ボードPC「VAIO L
  • ハイスペックモデルを追加した21.5型ボードPC「VAIO J
  • 低価格帯の11.6型モバイルノートPC「VAIO Y」はVAIO Eに統合
  • AVノートPC「VAIO F」と「VAIO C」は販売終了へ

ハードウェア

  • 第3世代CoreをVAIO ZSTELに採用、VAIO Tは超低電圧版
  • キャッシュ用SSD(ISRT対応)付きのHDDをVAIO Tに搭載
  • スロットイン式の光学ドライブをVAIO Sに内蔵
  • クリックパッドをVAIO STEに採用
  • 液晶テレビ「BRAVIA」の高画質回路をVAIO Lに内蔵
  • グラスレス3D対応モデルをVAIO Lに用意
  • 静電式タッチパネル付き液晶をVAIO Lに採用
  • 電源オフ時のUSB充電機能をVAIO ZSTELに採用
  • テレビチューナー搭載ノートPCは省かれ、「nasne」で対応することに

ソフトウェア

  • 高速起動/低消費電力ソリューションの「Rapid Wake+Eco」をVAIO ZSTEに搭載(11.6型Eを除く)
  • 高速起動/低消費電力ソリューションの「Rapid Wake」をVAIO E(11.6型)/Lに搭載
  • 内蔵スピーカーの音圧を上げる「xLOUD」をVAIO ZSTEに搭載
  • クリアな音声を再現する「CLEAR PHASE」をVAIO ZSTELに搭載

VAIO 2012年夏「VAIOオーナーメードモデル」の主な特徴

ラインアップ

  • VAIO Zに15周年記念カラー「プレミアムグロッシーカーボン」を追加
  • VAIO Sは13.3型の上位モデル(13P)を用意
  • VAIO E(14P)でメタル筐体を選択可能
  • VAIO Eは17.3型ワイド液晶搭載モデルを用意

ハードウェア

  • 標準仕様モデルに比べて、ローエンドからハイエンドまで選択可能
  • VAIO Zでクアッドコアの第3世代Core i7が選択可能
  • HDD搭載ポートリプリケータをVAIO Sに用意

ソフトウェア

  • Windows 7やOffice 2010のエディションを選択可能
  • VAIO Zのドライバ更新により、ドック内蔵GPUの性能が約25%向上


全6シリーズのラインアップを一新

 ソニーは6月4日、「VAIO」ブランドの2012年PC夏モデルを発表した。従来機種と同様、店頭販売向けの標準仕様モデルと、購入時にスペックが選べるソニーストア直販のVAIOオーナーメードモデルを用意し、2012年6月9日から順次発売する。

 ラインアップは、同社初のUltrabook「VAIO T」、最上位モバイルノート「VAIO Z」、光学ドライブ内蔵のモバイルノート「VAIO S」、スタンダードノート「VAIO E」、AV機能重視の液晶一体型「VAIO L」、エントリークラスの液晶一体型「VAIO J」と、全6シリーズを用意。マイナーチェンジのVAIO J以外は、CPUに第3世代Core(開発コード名:Ivy Bridge)を採用して基本性能を高めつつ、デザインや機能面にも手を加えた。

ソニー初のUltrabook「VAIO T」はスタンダードな構成

 今回初めて投入されるUltrabookのVAIO Tは、11.6型ワイド液晶と13.3型ワイド液晶の2モデルを展開。基本設計は共通で、いずれもヘアライン加工のアルミ天板とフルフラットな形状で17.8ミリ厚のボディを採用し、ディスプレイの解像度は1366×768ドットに統一されている。

tm_1206vaio_01.jpgtm_1206vaio_02.jpg 「VAIO T」は11.6型(写真=左)と13.3型(写真=右)を用意

 標準仕様モデルは、TDP(熱設計電力)が17ワットの超低電圧版であるCore i5-3317U (1.7GHz/最大2.6GHz)をはじめ、Intel HM77 Expressチップセット、CPU統合のIntel HD Graphics 4000、4Gバイトメモリ、500GバイトHDD+キャッシュ用32GバイトSSD(Intel Smart Response Technology)を搭載。IEEE802.11b/g/nの無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、1000BASE-Tの有線LAN、アナログRGB出力、HDMI出力、USB 3.0、USB 2.0、SDメモリーカード/メモリースティック PROデュオ対応スロット、HD Webカメラなどを装備する。バッテリー駆動時間はいずれも約6.5時間とされている。

 11.6型の「SVT11119FJS」は本体サイズが297(幅)×214.5(奥行き)×17.8(高さ)ミリ、重量が約1.42キロ。13.3型の「SVT13119FJS」は、本体サイズが323(幅)×226(奥行き)×17.8(高さ)ミリ、重量が約1.6キロだ。実売価格は11.6型のSVT11119FJSが11万円前後、13.3型のSVT13119FJSが12万円前後の見込み。

 なお、VAIOオーナーメードモデルでは、Core i7-3517U(1.9GHz/3.0GHz)や8Gバイトメモリ、ハイブリッドHDDの代わりに128G/256G/512GバイトのSSDなどが選択できる。最低価格は11.6型が6万9800円、13.3型が7万9800円からだ。

モバイルノートは15周年記念の“Z”に注目

 最上位の13.1型モバイルノートPC「VAIO Z」は、VAIO発売15周年を記念したプレミアムカラー仕様「VAIO 15th Anniversary Collector's Edition」をVAIOオーナーメードモデルに追加。天面、底面、側面のカラーに、光沢あるグロッシープレミアムカーボンブラックを採用し、ブラックの液晶ディスプレイヒンジに「15th ANNIVERSARY COLLECTOR'S EDITION MADE IN AZUMINO, JAPAN」の刻印が施される。

 性能面では第3世代Coreの採用に伴い、VAIOオーナーメードモデルでクアッドコアCPUのCore i7-3612QM(2.1GHz/最大3.1GHz)を選択できるようになった。標準仕様モデルは、光ファイバー接続のGPU/光学ドライブ内蔵ドッキングステーション「Power Media Dock」が省かれ、オプション扱いとなっている。

 オールインワンタイプの13.3型/15.5型モバイルノートPC「VAIO S」は、内蔵の光学ドライブをスロットイン式に変更してデザインに配慮しつつ、トレイのすき間をなくすことで本体の剛性を高めた。第3世代Coreの搭載に加えて、VAIO Zが採用する第3世代SSDを取り入れたほか、13.3型のVAIOオーナーメードモデルでは、NTSC比100%の色域を確保した1600×900ドット液晶が選べる。また、データバックアップ機能が付いた500GバイトHDD搭載のポートリプリケータもオプションとして用意する。

tm_1206vaio_03.jpgtm_1206vaio_04.jpgtm_1206vaio_05.jpg 「VAIO Z」にはグロッシープレミアムカーボンブラックのカラーを採用し、ヒンジに刻印を施した「VAIO 15th Anniversary Collector's Edition」が登場(写真=左/中央)。「VAIO S」は光学ドライブはスロットイン式になった(写真=右)

主力ノートはVAIO Eに集約 テレビ機能は「nasne」でカバー

 大画面ノートPCのラインアップは大きく変化した。スタンダードノートの「VAIO E」は、天面と底面が本体を包み込むようなイメージのボディデザイン(ラップデザイン)を新たに採用。ワンランク上のプレミアムノートとして、14型の「14P」モデルも投入した。基本的なボディデザインはシリーズ共通のものだが、質感に配慮した白色樹脂を採用し、本体側面とキートップの側面にアクセントカラー、スピーカーベゼルにアルミ素材を用いることで差異化している。また、VAIOオーナーメードモデルではアルミ天板のデザインも選択可能だ。

 VAIO Eは14Pモデルのほか、従来同様にスタンダードモデルとして14型/15.5型/17.3型の画面サイズを用意しているが、ここに11.6型が追加された。この11.6型は、低価格モバイルノートPC「VAIO Y」の後継に位置付けられる。

 なお、VAIO Eシリーズのラインアップ拡充に伴い、AV機能を重視した16型/16.4型ノートPC「VAIO F」および透明樹脂や集光材(電源なしで光って見える素材)を用いたボディが特徴のノートPC「VAIO C」は販売終了となる。これにより、VAIOのノートPCからテレビチューナー搭載モデルは姿を消したが、ソニーはノートPCでのテレビ視聴・録画ニーズに対して、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」でカバーしていくという。

tm_1206vaio_06.jpgtm_1206vaio_07.jpgtm_1206vaio_08.jpg 「VAIO E」は豊富なラインアップを擁する。本体側面とキートップの側面にアクセントカラーをあしらったプレミアムモデルの「14P」(写真=左)。「VAIO Y」の後継となる11.6型VAIO E(写真=中央)。VAIOオーナーメードモデル限定の17.3型モデル(写真=右)

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