マザーボードはMSIのZ97モデル「Z97 GAMING 9 ACK」に注目したい。AverMedia製エンコーダ「Streaming Engine」をオンボードしており、プレイ中の映像を録画したりネットに配信したりできるのが特徴だ。同様の機能を備えるモデルは2014年11月にX99搭載の「X99S GAMING 9 ACK」(5万8000円前後)が登場しているが、Z97チップセット搭載では初となる。価格は4万円強。TSUKUMO eX.は「ゲーム配信目当てでキャプチャーユニットやカードを購入する人は増えているので需要はありそうです。今後の動きに期待したいですね」と話していた。
アユートの「Project M」ブランドからは、PCI Express x2に接続するSATAカード「PM-PCIE10SATA3」が登場している。1個のコントローラチップ「ASM1062」と、2個のハブチップ(ポートマルチプライヤチップ)「JMB575」を積むことで、10基のSATA 3.0ポートをそろえた。価格は9000円前後だ。BUY MORE秋葉原本店は「これから年末にかけてたくさんの番組を録画したいという人が増えてくるでしょうし、大容量HDDを複数台運用する使い方も一般的になってきています。そこでPM-PCIE10SATA3があれば、ケース内のベイをフル活用してすごいことができるのではないでしょうか」とアピールしていた。
最後に紹介するのはミドルタワーケース。Fractal DesignのATXモデル「Define R5」だ。前面のドアや両側面に吸音材をあしらった静音性の高いケースで、価格は1万6000円前後となる。
静音性と並んで拡張性も高くなっている点が店員さんからの評価を高めている。TSUKUMO eX.は「上部には12センチファン3連タイプの水冷ラジエーターが載せられますし、中段の3.5インチベイだけでなく、上部の5インチベイも着脱可能になっています。水冷キットや長大なグラフィックスカードを挿す構成にも柔軟に対応できて、そのうえで静音性も目指せるというのが魅力ですね」と話していた。
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