NTTドコモのスマートフォン「Xperia」が4月1日に発売された。ドコモは、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでXperia発売記念イベントを実施し、同モデルの発売を盛り上げた。
ヨドバシカメラ 代表取締役社長の藤沢昭和氏は、「Xperiaはたくさんのお客様から予約をいただいている。待ちに待った発売」と喜びを示し、「経済状況はなかなか明るくならないが、家電業界はエコポイントの対象商品が起爆剤となって活況を呈している。ドコモさんやメーカーさんにも、今の時代に即した製品を頑張って開発していただきたい」とエールを送った。
NTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏は、「Xperiaはエンターテインメントマシン。TimescapeとMediascapeを駆使してコミュニケーション自体がエンターテインメントになる」と、Xperiaの魅力についてあらためて説明。また同氏によると、3月15日の予約開始からXperiaは発売まで、5万を超える予約があったという。「いろいろな事業者さんがスマートフォンを発売しており、日本にもスマートフォンの時代が来たと思う。その中でも、Xperiaは新しいスマートフォンの世界観を構築できた」と自信を見せる。
すでにKDDIがワンセグや赤外線通信など日本でニーズの高い機能を備えたAndroid端末「IS01」を発表したほか、今秋以降にはおサイフケータイを搭載したスマートフォンを投入することも予告している。ドコモとしても、「iモードメールは当然入れたい。ワンセグやおサイフケータイなど、お客様の要望の高い機能も取り組んでいく方向で開発している」(山田氏)という。
また山田氏は、Xperiaが採用するAndroidのメリットは「オープンOSであること」と強調。「世界中で開発されたアプリケーション、つまり英知がこの中に集まる。進化のスピードもかなり速くなるだろう」と期待を寄せた。
ドコモのCMキャラクターを務める、成海璃子さんもイベントに駆け付けた。「Xperiaはすごく軽くて、デザインもかわいい。撮影した写真や(コミュニケーションの)履歴が出るTimescapeがすごい。皆さんにも、ぜひ新感覚エンターテインメントを楽しんでほしい」と話した。
イベントの終了後にヨドバシカメラ マルチメディアAkibaが開店。通常は9時30分だが、この日は9時15分ごろの開店となった。開店と同時に予約を済ませた客が続々と来店。あっという間に列が出来上がり、店員が慌ただしく接客に当たっていた。同店では事前予約のほかに、事前に新規契約や機種変更などの手続きも実施しており、「予約のみ終了した来店者」と「手続きまで終了した来店者」ごとに列を分けて対応していた。
同店のスタッフによると、「予約済みのお客様の来店は時間ごとに区切っており、今日だけで300人ほどが来店する予定」。同店では、Xperiaの発売までに約1000人の予約があり、すでに予約だけで初期出荷分に達している。カラーはSensuous Blackが人気で、Luster Whiteは4月6日以降に入荷する予定だという。店員も「この盛況ぶりはiPhoneのときよりもすごい」と驚いていた。
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