さらにBF-01Bはドコモの「FOMAハイスピード」に対応しており、ソフトバンクモバイルの3Gサービスよりも、広いエリアでHSDPA・HSUPAによる高速データ通信が使える。これによりデータ通信を多用するアプリやサービスが快適に使えるのもメリットだろう。
この差を如実に感じるのが、サムネイル画像やPDFを多くやりとりするアプリだ。例えば、「ITmedia」や「Evernote」「産経新聞HD」などは、都市部から地方郊外まで安定して実効速度の速いBF-01Bの恩恵を強く感じられる。
一方、純粋な「サービスエリアの広さ」という点でも、BF-01Bを用いる利点がある。BF-01Bはドコモの「FOMAプラスエリア」に対応しており、地方の郊外や山間部でも圏外になりにくい。またドコモは都市部においても、オフィスビルや商業施設に屋内基地局を積極的に設置し、ビル陰や住宅街の電波の届きにくい場所もきめ細かくエリアを補完している。こと“つながりやすさ”という点では、ドコモは業界随一。BF-01Bを使えばこのFOMAエリアが利用できるというのも、エリア重視のユーザーにとって見逃せないポイントだろう。
このようにドコモのインフラが使えるBF-01BとiPadの相性はすこぶるいい。iPadのWi-Fi+3G版には、GPS機能が利用できることや、内蔵3Gモジュールでメール・アプリのプッシュ機能を気兼ねなく利用できるといったWi-Fi版にはない魅力がある。しかし、それらを重視しないユーザーや、ノートPCとiPadを使い分けたいといった人ならば、「iPad Wi-Fi版+BF-01B」という選択肢も十分に検討する価値があるだろう。
“ソーシャルマガジン”アプリ「Flipboard」でiPadの神髄を垣間見る
「iPad」はネットとコンピュータを再発明する
「iPad」発売──手慣れた対応のビックカメラ、当日販売分も多数
孫社長「iPhoneとは全く別物」――ソフトバンク表参道で「iPad」発売セレモニー
「iPad」、ソフトバンクショップで5月28日午前8時から販売開始
iPadの予約受け付けでアップルストア銀座に100人超の列
日本国内で販売されるiPadは“SIMロックあり”
ソフトバンクモバイル、「iPad」を5月28日に発売――専用プランも発表
iPadの販売台数が100万台を突破――iPhoneの約2.4倍早い28日間で
「高級Netbook…だと…?」 iPadの活用法を考えてみる
「なんだ朝日新聞は読めないのか」――高齢者がiPadを使ったら?
Kindleの街でiPadに出会った
好調「Kindle」の死角Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.