写真で解説する「AQUOS PHONE Xx 206SH」フルセグはどんな感じ?(2/2 ページ)

» 2013年05月14日 09時00分 公開
[田中聡,ITmedia]
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フルセグの連続視聴時間は? B-CASカードは不要?

 機能面のトピックはやはり「フルセグ」だろう。主に携帯電話向けに提供されている「ワンセグ」は、地上デジタルテレビの放送波の13セグメントのうち、1セグメントを使ったもので、解像度は240×320ピクセル。フィーチャーフォン(従来の携帯電話)では無理のない解像度だったが、HDやフルHDディスプレイ搭載のスマートフォンではどうしても映像が粗くなってしまう。「以前からテレビをきれいな画質で観たいというニーズがあった」(説明員)そうで、スマホでフルセグを視聴できる規格(後述するソフトCAS)が整ったことから、搭載される運びになった。13セグメントすべてを使えるフルセグの解像度は1080×1920ピクセルなので、フルHDディスプレイの解像度もフルに生かせるわけだ。また、フルセグのフレームレート/秒はワンセグの15から30に増している。

 家庭用のテレビで地デジ放送を視聴するにはB-CASカードが必要になるが、スマートフォンの場合、B-CASを挿すスペースがないため、「ソフトCAS」というソフトウェア上の仕組みでフルセグを観られるよう対応している。また、206SHはフルセグ番組の録画にも対応しているが、「ARROWS A 202F」はフルセグの録画はできない。ただ、高解像度のフルセグは番組のデータ量も増す。説明員によると、録画時間は「64GバイトのmicroSDXCで8時間ほど、内蔵メモリ20Gバイトほどに2時間半くらい」とのこと。

 フルセグの連続視聴時間も気になるところだ。「まだチューニングをしているところなので確定していないが、恐らく2時間程度では」と説明員は話していた。充電しながらフルセグを視聴することも可能で、フルセグ起動時の充電中でもバッテリーが減るといった“充電負け”はしないとのこと。フルセグは端末への負荷も高そうなので発熱が心配されるが、フルセグ起動時の放熱については「もうひと頑張りしているところ」だそうだ。

 ソフトバンクのスマートフォンでは珍しく卓上ホルダに対応しており(同梱される)、端末をセットすれば、充電しながら快適にフルセグ放送を視聴できる。206SHではさらに、家庭用テレビアンテナのケーブルと接続してMicro USBに変換できるアダプターも同梱される。フルセグはワンセグに比べて受信感度に難があるが、この変換アダプターを端末に接続すれば、より安定して放送波を受信できる。自宅や自室にテレビがない人向けの機能といえる。

 フルセグとワンセグは1つのアプリに統合されており、これに伴い、「アプリのユーザーインタフェースも見直した」(説明員)という。必要に応じてフルセグとワンセグを切り替えてテレビ番組を視聴できるほか、放送波の受信感度に応じて、自動でワンセグとフルセグに切り替える設定も可能だ。

photophoto 高精細なフルセグに対応。画面右下に、チャンネル切替えやワンセグ切替えなどのボタンが現れる(写真=左)。卓上ホルダにセットすれば視聴しやすい(写真=右)
photophotophoto 卓上ホルダで充電しながら視聴できるほか、家庭用テレビアンテナに接続してMicro USBに変換できるアダプターが同梱される
photophoto 端末の裏側に、卓上ホルダと接続するための端子がある(写真=左)。ワンセグとフルセグの両方で使えるホイップ型のアンテナ(写真=右)
photophotophoto フルセグ起動中はデータ放送を利用できない(写真=左)。使用できるチャンネルを表示(写真=中)。録画した番組一覧もアプリ上に表示される(写真=右)
photophotophoto 視聴中にWebサイトへジャンプする機能もある(写真=左)。フルセグは戻るボタンを2回押すか、このサブメニューから終了できる。手動でワンセグに切り替えることも可能だ(写真=中)。ワンセグ/フルセグの自動切替え、手動切替え、ワンセグ固定の設定を選べる(写真=右)

カメラやユーザーインタフェースは何が変わった?

 1310万画素カメラには、シャープ製の裏面照射型CMOSセンサーを採用した。F値が1.9になり、よりたくさんの光をとらえられるようになったほか、デジタルズームによる画像の粗さを軽減する“美”ズーム機能も搭載している。ただし203SHには搭載された光学式手ブレ補正は搭載されず、電子式手ブレ補正のみとなる。インカメラも裏面照射型CMOSセンサーで、画素数は207万。インカメラで身だしなみをチェックできる「手鏡モード」は、フルHDサイズに向上した。

photophotophoto カメラのUIも従来からやや変更されている
photo 動画の撮影画面

 1画面に2つのアプリを同時に表示できる「アナザービュー」は、203SHから拡張されている。203SHで2つ目のミニアプリとして表示できるのはワンセグ、内蔵動画、YouTube、撮影動画に限られていたが、206SHではマップ、予定、SNS、アルバム、メールも表示可能になった。ただし203SHにはあった、アナザービューを呼び出せるクイック起動キーは搭載されておらず、ミニアプリはタスクキー→アナザービューから表示する。

photophotophoto タスクキーからアナザービューを起動できる

 シャープ独自の「3ラインホーム」も継承している。206SHではロック解除やホーム画面のスクロールなどの際に音が鳴るほか、ホーム上のアイコンを長押しすると、より詳細なサブメニューが現れるなどの改良が加えられている。画面消灯時にタッチパネルに指を滑らせるだけで画面が点灯する「Sweep ON」は、206SHでは初期状態ではオンになる(203SHはオフだった)。また、端末を振ると画面が消灯する「Shake OFF」が、新たに搭載された。

photophotophoto おなじみの3ラインホーム(写真=左)。アプリアイコンを長押しすると、203SHでは設定のスパナマークが右上に出るのみだったが、206SHではアプリ関連のメニューが表示される。メールアプリなら、長押し後に新規メールやSMSの作成画面に移れる(写真=中)。ショートカットのタブに並んだアプリアイコンを長押しすると、ここからショートカットをはがせる(写真=右)
photophotophoto 多くの項目が並ぶ通知バーの設定パネル。並び替えも可能だ(写真=左)。設定画面(写真=中、右)
photophoto ストレージは、主にアプリを保存するシステムメモリと、主にメディアファイルを保存する本体メモリに分かれている。前者は約5.76Gバイト、後者は約20.43Gバイトが用意されている
photophotophoto ディスプレイの設定。スクリーンセーバーやバッテリー残量の%表示などが加わった(写真=左)。端末を振ってディスプレイを消灯する「Shake OFF」を新たに用意した(写真=中)。画質モードは環境に合わせた「ユースフィット」、優しい色合いの「リラックス」が追加された(写真=右)
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