“いつでもどこでも持ち運べる最高のタブレット”――iPad mini Retinaディスプレイモデルの魅惑(2/2 ページ)

» 2013年11月13日 16時00分 公開
[神尾寿,ITmedia]
前のページへ 1|2       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

“モバイルならでは”が、iPad mini Retinaの強み

 Retinaディスプレイで、「A7」+M7モーションコプロセッサによる高速処理。これはiPad Airと共通する部分である。今回、iPad Airが先代よりも180グラム以上の軽量化(重さはWi-Fiモデルが469グラム、Wi-Fi+Cellularモデルが478グラム)を果たしたこともあり、iPad Airも十分に持ち運べるものになった。iPad AirとiPad miniの違いは「ディスプレイと本体のサイズのみ」になったといってもいいだろう。

 そのような中で、iPad mini Retinaを選ぶ理由は、“モバイルならでは”の使い勝手の良さの部分に集約される。しかし、これが日本の、特に都市生活者においては大きなポイントになりそうだ。

 筆者は今回、実際にiPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデルの両方を持ち歩いて使ってみた。そこで感じたiPad mini Retinaディスプレイモデルの最大の魅力は、「片手で持って使える」ところである。

photo アポイントメントの合間に、カフェで少し読書をする。こういったシーンでも、iPad mini Retinaディスプレイモデルのコンパクトさは有利だろう

 駅から出て地図を確認する、電車で立ったまま電子書籍や雑誌を読むといったシーンで、片手で持って使える便利さは大きい。とりわけ今回のRetina化で、電子書籍やコミック、雑誌を無理なくiPad miniで読めるようになったため、都市部の電車移動との相性はとてもよいと感じた。実際、吊革につかまったまま無理なく電子書籍が読める。

 また、オープンカフェでソイラテを飲みながら、Newsstandで購入した雑誌の最新号を読む。こういった場合にも、iPad mini Retinaをカバンからスッと取り出せば、とてもスマートだ。日々の時間を有効活用したい行動派の人にとって、iPad mini Retinaの持つサイズの小ささは実用性の高さとなるだろう。

 なお、こういった“片手で使う場面”でお勧めなのが、純正アクセサリー「Smart Case」である。これは背面も覆うフルカバータイプなので、マグネットで本体側面に部分的に装着される「Smart Cover」よりも外れにくい。画面のカバー部分を折りたたんで片手で持つとホールド感もよく、カバーが外れて不意に本体を落としてしまうというようなこともない。値段が8100円とやや高いのが玉にきずだが、iPad mini Retinaディスプレイモデルをアクティブに持ち歩きたいなら、セット購入を検討して損はないだろう。

photophoto 外出先で使うときには、iPad mini Retinaディスプレイモデルの持ちやすさがとても重宝する(写真=左)。とりわけ電車の中で、片手でiPad mini Retinaディスプレイモデルを持って電子書籍や雑誌が読めるのは便利。「Smart Case」を装着して折りたたんだカバー部分を持つと、さらに持ちやすい。こういった使い方をしたいなら、Airではなく、miniである(写真=右)
photophoto 純正アクセサリー「Smart Cover」
photophotophoto 純正アクセサリー「Smart Case」

LTE版iPad mini Retinaなら、カーナビとしても最適

 さらに、これはiPad Airと同じくであるが、LTE版のiPad mini Retinaディスプレイモデルならば「カーナビとして使う」こともお勧めの使い方である。

 前回のiPad Airのリポートでも紹介したが、2013年に入ってからナビタイムジャパンの「Car Navitime」を筆頭に、iPadに最適化されたユニバーサルアプリで、なおかつRetinaディスプレイに対応したカーナビアプリが登場してきた。

 これらのカーナビアプリは標準的なナビゲーション機能のほか、オンデマンドVICSやプローブ渋滞情報、駐車場満空情報など豊富なリアルタイムコンテンツに対応。さらに地図情報をクラウド側に持つため、新たな道路が開設したときや、首都高速八重洲線の架けかえ工事のように長期間の道路封鎖があったときにも、最新の地図情報に基づいて的確にナビゲーションを行う。通信機能を持たずクラウド連携をしていないカーナビ専用機よりも、よほど高性能かつ便利であり、しかも利用コストも安いのだ。

 iPad mini Retinaディスプレイモデルは、iPad Airより画面サイズは小さいが、その分、クルマへの装着自由度は高い。iPad Airをカーナビとして使う際にはダッシュボード上に大型のマウントキットとクレードルを装着する必要があるが、iPad mini Retinaディスプレイモデルのサイズであれば、メーカー純正システムと併存させて設置することも可能だろう。筆者のクルマではBMW純正のナビゲーション/マルチメディアシステムが標準搭載されており、ディスプレイも固定式だが、iPad mini Retinaディスプレイモデルであれば写真のように“2台目のナビ”として装着できた。現在、8インチタブレット用の車載用クレードルは種類もかなり増えてきているので、クルマを持っている人は、カーナビ利用を検討してみるといいだろう。

photophoto LTE版iPadは、カーナビ利用との相性もよい。これはiPad Airと同様だが、iPad mini Retinaディスプレイモデルはコンパクトな分、装着スペースの自由度が高いのがメリット。写真のように、すでにメーカー純正ナビのモニターがある場合にも、2台目ナビとして使うこともできる

iPad mini Retinaディスプレイモデルは、今年最高のモバイルタブレット

 タブレットは非常に応用範囲の広い製品であり、人それぞれの求めるところによって、変幻自在にその姿を変える。なかでもiPadは、iPadに最適化されたアプリがほかのタブレットよりも圧倒的に豊富なことから、使い方は多種多様。まさに魔法のデバイスだ。

 そのような中で、今回のiPad mini Retinaディスプレイモデルは「今年最高のモバイルタブレットである」と断言できる。スペックだけ見れば、Retinaディスプレイ搭載という想定内の進化をしただけに思えるが、実際に使ってみると、iPad miniの魅力を一切損なうことなく、それでいてユーザー体験のレベルが格段に向上していることが分かるのだ。頭ではなく身体で感じた方が魅力を感じる、という点では、iPad Air以上の進化である。

 iPad mini Retinaは、とても魅惑的な変身を遂げた。常に持ち歩くモバイルタブレットを探しているならば、iPad mini Retinaを一度触り、体感してみることを強くお勧めする。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」は何が違う? 3万円の価格差をスペックから検証する (2026年03月10日)
  2. 庵野秀明、GACKT、ひろゆき、ドワンゴ川上らが集結 “カメラのいらないテレビ電話”をうたう新サービス「POPOPO」18日に発表へ (2026年03月11日)
  3. 「iPad Air(M4)」実機レビュー 「もうProじゃなくてもいい」と思えた性能、だからこそ欲しかったFace ID (2026年03月09日)
  4. 「iPhone 17e」を試して分かった“16eからの進化” ストレージ倍増と実質値下げで「10万円以下の決定版」に (2026年03月09日)
  5. 自分で修理できるスマホ「Fairphone(6th Gen.)」を見てきた わずか10分で画面交換、2033年まで長期サポート (2026年03月10日)
  6. 携帯キャリアの通信9サービス、総合満足度はpovoがトップ サブブランド勢が好調 MMDが調査 (2026年03月10日)
  7. キーボード付きスマホ「Titan 2 Elite」がUnihertzから登場 実機に触れて分かった“絶妙なサイズ感” (2026年03月09日)
  8. 60ms未満の音声遅延速度で端末をワイヤレス化「UGREEN USBオーディオトランスミッター」が30%オフの2309円に (2026年03月09日)
  9. 「Galaxy S26」シリーズはどこが安い? 一括価格と2年間の実質負担額を比較、お得なキャリアはココだ (2026年03月11日)
  10. 【無印良品】ウエストポーチもになる「スリングバッグ」が3990円に値下げ中 植物由来の原料を使用 (2026年03月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年