au回線を使ったMVNOサービス「mineo(マイネオ)」はデータ通信の際には3Gの電波は使用できず、4G/LTEの電波を使っています。
都内では4G/LTEを快適に利用できると言われていますが、実際、地下深くなど電波が弱そうな場所では利用することができるのでしょうか。今回、東京都内の新宿駅と渋谷駅の地下で電波検証を実施してみることにしました。
検証方法は新宿駅と渋谷駅の駅構内で、地下部分のそれぞれ1地点で速度を計測。また、YouTubeの動画再生とSNSの利用を調査しました。SIMカードはmineoのデータ通信専用のシングルタイプ。調査端末はXperia ZL2 SOL25です。
■新宿駅の地下ってどのくらいつながるの?
最も混雑する駅である新宿駅。学生や通勤客などで毎日多くの人が利用しています。
その地下4階に位置する都営大江戸線のホームでmineoの電波を調査してみたところ、アンテナマークは最大の4本に。そして、通信速度は下り29.9Mbps、上り速度5.8Mbpsと満足のいく速さを記録。
試しにYouTubeで動画を再生。すると、まったく途切れることなく、視聴することができました。
TwitterもFacebookもサクサク見ることができ、4G/LTE回線の良さを実感できました。
なお、改札からホームまでのエスカレーターでも問題なく使え、速度は下り10Mbps程度は出ました。
■渋谷駅の地下はどうなのか?
こちらも多くの通勤客や若者で賑わう渋谷駅。個人的には地下鉄東京メトロ・半蔵門線乗り場ではソフトバンクモバイルの4G/LTEは混雑してつながりにくいことがあると感じているのですが、一方のmineoはどうなのでしょうか。
今回は駅構内の宮益坂近くに位置する地下深い場所で電波を調査。アンテナマークは最大の4本でした。速度は下り12.4Mbps、上り速度7.0Mbpsと十分です。
渋谷駅でもYouTube動画、SNSともにストレスなく見ることができましたよ。クラウドストレージサービスの「Dropbox」へスマホで撮影した写真をアップすることも問題ありません。
調査してみて、混雑する地下鉄の駅で地下深い場所でもしっかり使えることがわかりホッとしました。やはり、乗り換える路線をスマホで調べたり、モバイルSuicaをチャージしたりするときに電波がないのは死活問題です。mineoのデータ通信のエリアはauの4G/LTEのエリアに直結しており、今後もauの通信品質の向上に期待したいと思います。
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