IIJのモバイル回線数は171万 全国の郵便局でシニアユーザーを取り込む

» 2017年02月08日 15時34分 公開
[田中聡ITmedia]
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 インターネットイニシアティブ(IIJ)が2月8日、2016年度第3四半期の決算について発表した。

 モバイルサービスの総回線数は、2016年12月末時点で171万で、前年比で63.7万回線増となった。個人向けIIJmioの回線数は91.2万で前年比22.7万増、MVNE回線数は50.1万で前年比32万増となった。法人向けIIJモバイルの回線数は74.9万で前年比41.4万増。勝栄二郎社長は「MVNEの伸びがコンスタントに強まっている」と手応えを語った。

 なお、IIJmioのドコモ回線(タイプD)とKDDI回線(タイプA)の内訳は公表していない。「KDDI(の回線)は、個人向けサービスを始めたばかりでまだ少ない。全体の中でもドコモが支配的」(勝氏)とのこと。

IIJ 第3四半期の決算総括
IIJ モバイルサービスの現状

 MM総研の調査によると、個人向けのサービスではIIJmioがシェア1位となる。また総務省の調査によると、2016年9月時点で、SIMカードを提供するMVNOの契約数は762万で、携帯電話全体の5.1%となった。

※初出時に、MM総研の調査結果に「MVNEとして回線を卸している数も含まれるとのこと」と記載していましたが、誤りだったため、削除しました(2/9 14:08)。

 第3四半期(10〜12月)は、iPhone 7とiPhone 7 Plusが発売された直後だが、第2四半期からの個人向けIIJmioの純増数は3.7万で、第1四半期から第2四半期の6.4万増よりむしろ減っている。iPhoneは大手キャリアがキャンペーンも含めて積極的に販売していることもあり、MVNOの契約数に与える影響は少ないそうだ。

 直近では、IIJmioとSIMロックフリースマホのセット販売を行う郵便局を、2月24日から全国で対応することが大きなトピックだ(関連記事)。渡井昭久CFOは、「件数の伸びはこれからだか、(郵便局の)お客さんはご高齢の方が多いようなので、郵便局のチャネルで売ることで層を拡大していく。高齢者の方が(スマートフォンを)使う時間帯は若い方々とは違うので、良いトラフィックを取っていける」と狙いを話す。

 郵便局経由での契約数は、これまでは「毎月100〜数100ぐらい」(勝氏)だったが、取り扱い拠点が「約2万箇所になり、倍ぐらいに増えるので、格安SIMの認知度を向上させるためにも大事な客層になってくる」と期待を寄せた。

 UQ mobileやY!mobileがテレビCMも打って攻勢を仕掛けていることについては「(格安SIM)全体の認知度は上がってきているが、(IIJのサービスに)影響はあるだろう」と勝氏はみる。それでも「MVNEが多様化し、相当増えているので、そこを通じて販路を強化し、ニーズに合ったサービスを提供し続ける。品質の向上、維持に努めることが大事だと思う」と語った。

 独自にSIMカードを発行する「フルMVNO」に向けた設備構築とサービス開発も進めており、2017年度第4四半期にはサービスを提供する予定。

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