WiMAX Wi-Fiゲートウェイセットの無線LANルータ側「UG01OK」はバッテリーの収納スペース(と接点)があるものの、バッテリーは付属しないという少々理解しにくい仕様だが、クルマには電源がある。(メーカーの想定外利用となるのは留意すべきだが)今回はシガーライターソケットのDC 12ボルトをAC 100ボルトに変換するDC−ACコンバータを用いて、インターネットと無線LAN環境を仕立てた。
ちなみに、WiMAX Wi-Fiゲートウェイセットは親機の「UG01OK」を家庭やオフィス内に設置し、外出時にUSB子機の「UD01OK」だけ取り外して持ち運ぶ運用方法が提案されるが、UG01OKの設置場所は(車内が蒸し風呂になる夏場は気をつけたいが)クルマでもいいのである(今後、移動無線LANスポット屋なんてのも登場したりして)。
無線LAN環境にすると何がよいか。ノートPC1台だけでなく、複数台、複数人数でもインターネット回線を共有できるうえ、iPhone 3GやiPod touch、PSP、ニンテンドーDSなどの無線LAN搭載機器も、クルマで利用できるようになり、かつクルマが無線LANスポットになる。
主役のDN-ARM521の話からかなりずれたが、これだけでも「意外にいいかも」と思う。WN-G54DCRと、例えばサービスエリアが広い携帯キャリア(今回はドコモの定額データプランHIGH-SPEED+定額データ割の環境)のデータ通信端末で使用すると、絶景の観光スポット(の駐車場)やひなびた温泉(の駐車場)、夢の世界の遊園地(の駐車場)でさえもすばらしき仕事部屋になる。
うん、とっくに締め切りが過ぎてたまっている仕事、これでなんとかなりそうですな。ね、微妙でしょ。

(おまけ)今回導入したDN-ARM521の上位モデル「DN-ARM300C」に触発されて自作した、“だめ”車載PCマウント。L字状の汎用ステンレスステー「BK-C04」2つと普通の多穴型ステー「11-232」1本、テープスポンジ1つ、三脚穴用ナット「IO-062」と適当なボルトセット、家にあったスリック製クランプヘッドを使用し、制作費は1032円。ええ、補強やブレ、そのほかもろもろの対策はまったくとれていません。この“だめ”さが、DN-ARM521導入のきっかけとなり、よさを引き立たせてくれたわけです
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