CULVとかいっていないで、デルのCore i7ノートPC「Studio 15」でかっとぼう!!デュアルコアでは満足できない!!(1/2 ページ)

» 2009年10月20日 11時11分 公開
[王深紅(撮影:矢野渉),ITmedia]

CPUは2つのCore i7Mから選べる

モバイル向けのCore i7を搭載した「Studio 15」

 デルの個人向けノートPCでミドルレンジからミドルハイに位置づけられる「Studio」シリーズに、開発コード名で「Clarksfield」と呼ばれていたモバイル向けCore i7搭載モデルが登場した。モバイルCore i7の詳細はこちらの記事(NehalemがノートPCでも使えるぞ──“Clarksfield”Core i7発表)に譲り、ここでは新モデルのパフォーマンスを試した。

 ちなみに余談だが、Studio 15はデルからプレスリリースが出ず、同社のブログ「DIRECT2DELL」でひっそりと情報が公開されただけだった。同じ日にゲーミングPCの「Alienware」が大量に公開されたためと思われるが、何とも寂しい限りだ。

 さて、新型Studio 15のベースとなるのが、2009年3月にリリースされた「Studio 15」だ。ボディサイズは371.6(幅)×252.9(奥行き)×25.3〜38.9(厚さ)ミリで、アスペクト比16:9の15型ワイドクラスの液晶ディスプレイを搭載する。今回はクアッドコアCPUの導入に合わせて、ボディはそのままに内部スペックが一新された。具体的には、チップセットがDDR3メモリをサポートしたIntel PM55 Expressとなり、CPUはCore i7-820QM(1.733GHz/3次キャッシュ8Mバイト)とi7-720QM(1.6GHz/3次キャッシュ6Mバイト)から選択が可能だ。デスクトップPC向けCore i7と同様に動作クロックを動的に変更するIntel Turbo Boost Technologyをサポートしており、それぞれ最大3.06GHz/2.8GHzまで変化する。

フルHD液晶や8Gバイトのメモリを搭載可能な充実のBTOメニュー

光沢タイプの15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載する。1920×1080ドットや1366×768ドット表示も選択可能だ

 そのほかのBTOメニューはデュアルコアCPUモデルを踏襲しており、GPUはATI Mobility Radeon HD 4570(グラフィックスメモリは512Mバイト)固定だが、メモリは4Gバイト(2Gバイト×2)/6Gバイト(4Gバイト+2Gバイト)/8Gバイト(4Gバイト×2)から、ストレージは256Gバイト/128GバイトのSSDか500Gバイト/320GバイトのHDD(5400rpm)から選択できる。OSはいずれも64ビット版で、評価機はWindows Vista Ultimateを搭載していたが、現状ではWindows 7 Ultimare/Professional/Home Premiumが選べるようになっている。

 液晶ディスプレイは15.6型ワイドの光沢タイプで、画面解像度は1920×1080ドット/1600×900ドット/1366×768ドットがラインアップされる。ただ、クアッドコアCPUモデルでは液晶ディスプレイ天板のカラーが6色(ブラック・チェインリンク/インテリジェント・ブルー/クラシック・レッド/プラム・パープル/オリーブ・グリーン/チェリーピンク)のみで、独特のスペシャルアートエディションは選択できない。なお、液晶ディスプレイ天面はマットな塗装で指紋や手の脂といった汚れが目立ちにくいのは好印象だ。

 キーボードは19ミリピッチ/3ミリストロークを備えたもので、Enterキーの右側にHome/Page Up/Page Downなどのキーが並んでいるタイプだ。BTOでキーボードバックライト付きを選べる(+4200円)のも従来機と同様で、パームレストと一体成型のタッチパッドには、表面にざらりとした凹凸処理が施されている。

 インタフェースは左右の両側面にまとまっており、左側面にHDMIとアナログRGB出力、ギガビット対応の有線LAN、2基のUSB 2.0(うち1基はeSATA兼用)、4ピンのIEEE1394、マイク、2基のヘッドフォンが並ぶ。右側面にはExpressCardスロット(/34対応)と8 in 1のメモリカードスロット、スロットイン式の光学ドライブ、1基のUSB 2.0とDC入力端子がある。ちなみに、光学ドライブはBlu-ray Disc/BD-ROM(ブルーレイコンボ)/DVDスーパーマルチドライブの3タイプから選べる。また、バッテリー駆動時間の公称値は6セルで最大4時間、9セルで最大5時間58分となっている。

キーボードは従来機と共通で、Enterキー周辺がやや込み入っている。タッチパッドのサイズは80(横)×42(縦)ミリあり、クリックボタンはストロークがやや深めだった
2ボタンのシンプルなタッチパッドには、シナプティクス製のドライバが導入済みだ
ACアダプタはスリムタイプで、70(幅)×147(奥行き)×16(厚さ)ミリ、重量は約415グラムある。評価機には大容量の9セルバッテリー(11.1ボルト 85ワットアワー)が装着されていた

前面は何もなく(写真=左)、背面はバッテリーが占める(写真=右)

左側面にHDMIとアナログRGB出力、ギガビット対応の有線LAN、2基のUSB 2.0(うち1基はeSATA兼用)、4ピンのIEEE1394、マイク、2基のヘッドフォンがある(写真=左)。右側面にはExpressCardスロット(/34対応)と8 in 1のメモリカードスロット、スロットイン式の光学ドライブ、1基のUSB 2.0とDC入力端子が並ぶ(写真=右)

Turbo Boost Technologyにより自動的に高クロックで動作

 それでは、CPUにCore i7-820QM(1.733GHz)、メモリが6Gバイト(4Gバイト+2Gバイト)、HDDが500Gバイト(5400rpm)、Blu-ray Discドライブ、OSにWindows Vista Ultimare(SP2)という構成の評価機でベンチマークテストを実施してみよう。

 まずはユーティリティなどで評価機をチェックしたところ、CPUはIntel Turbo Boost Technologyにより23倍の3.06GHzから9倍の1.2GHzまで動的に変化した。評価機のBIOSメニューでもTurbo Boost Technologyのオン/オフや調整項目は見あたらず(SpeedStepのオン/オフは選択可能)、同社によればWindows 7採用の製品版でも同様とのことなので、少々物足りなさを覚える。

CPU-Z 1.52.2画面で確認したところ、動作クロックは3.06GHz〜1.2GHzまで動的に変化した(写真=左と中央)。GPU-Z 0.3.4の画面(写真=右)

MAXON ComputerのCINEBENCH R10を実行したところ、8スレッドで動作しているのが分かる(写真=左)。同様にHyper-ThreadingをサポートするCore i7は、OSからは8コアのCPUとして認識される(写真=中央)。Turbo Boost Technologyの設定はBIOS上に用意されていない(写真=右)

 次のページでは、ベンチマークテストのスコアを見ていく。

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