NVIDIAの展示ブースでは、Fermiアーキテクチャを採用したGF100搭載グラフィックスカードのライブデモが行われていた。ただし、従来のハイエンドGPUでみられた3Dゲームを用いた性能を訴求するデモではなく、NVIDIAのPress Conferenceで紹介された3画面連動の3D Visionデモや、物理演算を多用するムービーを使ったデモなど、その訴求する方向性はこれまでとはまったく異なるのが興味深かった。
デモシステムでは、3枚のGF100搭載グラフィックスカードで3-way SLIが構築されていた。カードの連結に使われていたSLIコネクタは、従来の3-way SLIで使われていたのものと同様のレイアウトだ。外部電源用コネクタは、8ピンと6ピンが用意され、グラフィックスカードの長さは、ATXフォームファクタのマザーボードの短辺とほぼ同じであることも確認できた。


NVIDIAの展示ブースで、長時間の交渉の末、ようやく“ちょっとだけ”見ることができたGF100搭載グラフィックスカード。3-way SLIへの対応やカードのサイズ、外部電源コネクタが8ピンと6ピンの構成であることが分かるAntecは、内部レイアウトをユーザーがカスタマイズできるタワー型PCケースや、供給電圧をユーザーがコントロールできる電源ユニットなど、ユニークな機能を持たせたモデルを展示していた。


「LanBoy」は内部レイアウトをユーザーが自由にカスタマイズできる。ケースはステーとメッシュのパネルで構成され、ドライブベイや、電源ユニット、ケースファンの取り付け場所を“組み立て家具”のように移動できるのがポイントだ。オープンベイは5インチ対応が3カ所、シャドウベイは3.5インチ対応が6カ所用意される

PCケース「DF-85」はホットスワップができる2.5インチSerial ATAベイと3.5インチSerialベイを用意している。Antecは、この独自ホットスワップ技術を「Fleet-Swap」と呼んでいる
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