レビュー
» 2010年07月01日 11時00分 公開

「1日200円弱」で海外定額データ通信:海外プリペイドSIM+無線LANルータ導入マニュアル──「台湾」編 (3/3)

[山根康宏,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

あとはAPN設定だけ──作業は、適当な無線LAN搭載端末から

Taiwan MobileプリペイドSIMカード用APN
APN Internet
ユーザー名 (なし)
パスワード (なし)

 あとはプリペイドSIMカードをb-mobile WiFiに装着し、APN(Access Point Name)の設定を行えば完了だ。b-mobile SIMを使ったことのある人なら、一緒に入手したSIMカードでb-mobileの指定するAPNの値を端末に設定したことがあるだろう。Taiwan MobileのプリペイドSIMカードも、同様にこれらの設定が必要だ。

 設定方法は“ポータブル無線LANルータ+無線LAN搭載デバイス全般で、海外でも定額データ通信を利用しようとするほどのユーザー”であれば、ほどよく簡単だ。今回用意したiPadとb-mobile WiFiでは、以下のように設定する(もちろん、PCや無線LAN搭載スマートフォンなどを使ってもよい)。

  1. iPadとb-mobile WiFiを無線LAN接続
  2. iPadのブラウザ Safariで「192.168.0.1」へアクセス。b-mobile WiFiの管理ツール用ユーザー名/パスワードを入れて管理画面を表示
  3. 「アドバンスト設定」を選択
  4. 左メニュー「3G設定」から、Taiwan Mobileのプロファイルを新規作成する。プロファイル名は任意、APNに「Internet」を入れ、「デフォルト」に設定する
  5. 左メニュー「3G接続」を開き、「自動接続」または手動で接続する

 これでSafariなどのブラウザから適当なURLを入力すれば、無事そのWebサイトへアクセスできるはずだ。ちなみに、D25HWを使う場合も同じようにブラウザから「192.168.1.1」にアクセスしてD25HWの管理画面へログインし、3G設定の画面からTaiwan MobileプリペイドSIMカードのAPN設定を行えばよい。

photophoto b-mobile WiFiにSIMカードを差し、ブラウザで「192.168.0.1」へアクセス
photophotophoto APNは「Internet」、ユーザー名やパスワードは空欄のままでOKだ

 2010年現在、海外のW-CDMA(3G)サービスを提供する多くの通信事業者がデータ定額対応のプリペイドSIMカードを販売している。b-mobile WiFiなどの海外SIMカードを利用できる端末を用意し、格安な海外のデータ定額対応のプリペイドSIMカードを現地で購入することにより、ちょっとの手間で、かなり安価に、より自由なインターネット環境を入手できる。海外出張の多いビジネスユーザーはもちろん、海外旅行に行く人も、海外渡航時にはぜひ試してみてほしい。



photo

山根康宏 :香港在住の携帯電話研究家。一企業の香港駐在員時代に海外携帯電話に興味を持ち、2003年に独立。アジアを中心とした海外の携帯電話市場の状況や海外から見た日本の携帯電話市場についてなど、海外の視点からコラムや記事を日本のメディアに執筆するほか、コンサルティング活動も行う。携帯コレクターとしても知られ、2008年は100台以上携帯電話を購入。所有する海外端末数は600台以上(2009年3月時点)。




前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう