第2回 「VAIO Z」のHDDをSSDに換装する(前編)VAIO Z 長期使用リポート(2/2 ページ)

» 2010年12月27日 14時00分 公開
[望月瞬,ITmedia]
前のページへ 1|2       

HDDからSSDへの換装は意外と簡単

 それでは、VAIO Zの分解と、HDDからSSDへ換装する流れを写真で紹介していこう。VAIO Zは細部まで“作り込まれた”ノートPCなのだが、作業はそれほど難しくない。

 おっとその前に、VAIO ZのWindows 7上でリカバリメディアを作るのを忘れるところだった。プリインストールソフトの「VAIO リカバリーセンター」を使えば、リカバリメディアを簡単に作成できる。筆者が購入した構成では、リカバリメディアの作成に4枚のDVD-Rが必要だった。購入から9カ月も作っていなかったのは問題だが(本来なら購入してすぐに作るべき)、これもよいきっかけだ。HDDをSSDに換装した後、リカバリメディアを入れたUSB接続の外付けDVDドライブから起動して、新しいSSDへとシステムリカバリすればよいだろう。

 なお、VAIO Zで作成したリカバリメディアを換装したSSDに対して実行することは、ソフトウェアのライセンスにおいて問題ないのかという不安もあったので、ソニーに問い合わせてみた。返答は「Windows OSのライセンスはVAIO Zにありますので、あらかじめユーザーが作成したリカバリメディアを使用してリカバリをかけることに問題はありません」とのこと。これで心置きなく作業を始められる。

 ただし、当然ながら、ストレージの換装はメーカーサポート外の行為で、せっかくの保証が受けられなくなってしまう。筆者はこの点を承知したうえで、あくまで自己責任として作業を行っている。

(1)VAIO Z本体の底面。隠しネジなどはなく、ネジ穴はすべて露出しているが、合計21本ものネジを外す必要がある。ネジは3種類あるので、ネジ穴とネジの対応を確実に分かるようにしておく
(2)底面のネジを外したら、キーボード面を取り外す。本体とキーボード面が両面テープで貼られている点に注意。粘着力は強くないので、ゆっくり力を加えながら、キーボード面の全体を浮かせるようにはがす
(3)キーボード面と本体を接続しているフラットケーブルを外す。コネクタで接続されているだけなので、精密ドライバーなどを使って丁寧に上方向へ持ち上げて外せばよいだろう

(4)取り外したキーボード面の裏側。多くのネジでキーボードユニットが支えられており、しっかりした打ち心地と堅牢性が確保されている
(5)本体内部の全景。ボディの右側に、目的となる9.5ミリ厚の2.5インチSerial ATA HDDが見える。HDDには緩衝材が装着されている
(6)タッチパッド直下の空間は、VAIO ZオリジナルのSSDユニットを収める場所だ。HDD搭載の場合は空きスペースとなる

(7)いよいよHDDを取り外す。まずはHDDを上から押さえつけている細長い金属パーツを外す。2本のネジを外せば、簡単に取り出せる
(8)続けて、フラットケーブルを破損しないように注意してHDDを持ち上げ、HDDからSerial ATAコネクタを引き抜く
(9)HDDを押さえていた細い金属パーツ。SSD換装後にも使うのでとっておく

(10)本体から取り外したHDD。緩衝材となる2つのゴムパーツが上下にはめ込まれている。このゴムパーツは上下に引き抜けば簡単に取り外せる
(11)HDDから分離したゴムパーツ。これも先ほどの金属パーツ同様、後から交換したSSDにセットする
(12)HDDを外した状態の本体。ここへいよいよインテル製SSDの「X25-M」(120Gバイト)を取り付ける

(13)あらかじめ緩衝材のゴムパーツをX25-Mに仮止めし、フラットケーブルに注意しつつ、X25-Mを接続する。ゴムパーツをきちんとはめ込み、本体にすっぽりと収める。最後に細長の金属パーツで固定する
(14)これで換装は完了だが、キーボード面のフラットケーブルと本体側のコネクタの位置が合わせにくく、接続には少し苦労した。無事に接続できたら、キーボード全体を上から軽く押して、本体底面のネジをすべて締め直して完成だ
(15)本体を元通りに組み上げたら、電源が入るかチェックする。無事に動作するようなら、あらかじめ作成しておいたリカバリメディア(DVD-R×4枚)を使い、換装後のSSDに対してシステムリカバリを実行する(詳細は次回)


 というわけで、SSDへの換装は大きな問題もなく済んだ。次回はVAIO Zのシステムリカバリと、パフォーマンステストを行う予定だ。前回と同じベンチマークテストを実行し、VAIO Zの内蔵HDDをSSDに交換してどれくらい性能が向上したのか、またクアッドSSD構成と比較した場合はどうなのかをチェックしていきたい。

iconicon Sony Style(ソニースタイル)
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  3. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  4. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  5. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  6. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  7. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  8. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  9. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
  10. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年