全部込みで10万円――春から始めるPC自作ライフ!(AMD編)ショップのダメ出し!(3/3 ページ)

» 2011年03月07日 07時40分 公開
[吉川慧(ぜせ),ITmedia]
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これにてダメ出し完了!――パーツ購入は行きも帰りも手ぶらでOK!?

 以上の樋熊氏のダメ出しによって、PC本体のほうはCPU以外ほぼ変更されることになった。樋熊氏ダメ出し後のパーツ構成は以下の通り。価格は取材当日の2月中旬におけるツートップ秋葉原本店を参考にしている。

カテゴリ 製品名 メーカー 単価
CPU Phenom? X6 1065T AMD 1万7570円
★マザーボード M4A87TD-EVO ASUSTeK 1万480円
★メモリ W3U1333Q-2G CFD販売 3480円
★HDD/SSD OSO2600(1TバイトHDD) 日立 4700円
光学ドライブ DVSM-24AS/V-BK バッファロー 2680円
★グラフィックスカード GF PGTS450-OC/1GD5 FUJIN2.1 GALAXY 11980円
★PCケース KUROKO バリューウェーブ 6980円
★電源 HEC-550TE-2WX マイルストーン 6980円
★OS Windows 7 Home Premium 64bit DSP版 マイクロソフト 1万6700円
液晶ディスプレイ G235Hbmd エイサー 1万5870円
キーボード SCY-2IN1-BK /USB Pure Keyboard サイズ 1220円
樋熊氏ダメ出し後の構成表。★の部分が変更箇所。計9万8640円だ。なお、現在は価格が変動している可能性があるため参考まで。

樋熊氏により細かく赤入れがされた元の構成表

 未完のハイエンドPCという最初のコンセプトからは多少変わったが、メンテナンス性や安定性を重視しながら、バランスのよい入門者向けの構成へと変化した。マザーボードは価格が当初の半分に抑えられたにも関わらず、USB 3.0やSATA 3.0などの高速インタフェースを利用でき、今後の拡張性も保持。さらに、要求スペックの高い3Dゲームがやりたくなっても、グラフィックスカードを買い替えずに、オーバークロックを行いプレイするといった選択肢も得られた。HDDはデータ損失のリスクを分散した2台構成だ。そして何より、これだけパーツを変更したというのに10万円以内にしっかり収まり、1000円以上のおつりまで返ってくるというから驚きだ。流石は老舗のベテランショップ店員さんといったところだろう。

 修正後の構成ならば、余った予算で電車賃なども出せるが、少し困るのが購入したパーツの扱いだ。さすがにこれだけの量となると、車を使っていてもお店と駐車場の間を何往復すればいいか分からない。さらにガソリン代、駐車料金などを考えるとそれだけで何かパーツが1つ買えてしまいそうだ。

 そんなことを考えていると樋熊氏から「意外と知らないお客さんが多いのですが、うちはパーツの配送もやっています。条件によって多少変わりますが、これぐらいの構成なら1260円でお送りできますね。さらに関東圏にお住まいならば翌日発送も可能なので、土曜日に手ぶらでアキバに遊びに来て、そのついでにパーツを注文してもらえれば、日曜日にはじっくり自作を楽しんでいただくことも可能ですよ」と“手ぶらで自作”もいけることを教えてもらった。

 次回はインテルプラットフォームの構成で、引き続きツートップ秋葉原本店の樋熊氏にダメ出しをもらう。

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