「Windows 10」の日本語対応プレビュー版公開Cortanaは英語版のみ

» 2015年01月24日 13時00分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは1月23日(現地時間)、次期OSのプレビュー版である「Windows 10 Technical Preview」の最新版「Build 9926」を公開した。Windows Insider Programに登録すれば、無料で利用できる。すでにTechnical Previewを導入しているPCは、Windows Updateで自動的にアップデートが可能だ。

 同社が1月21日(現地時間)に開催したプレスイベントでは、来週(1月26日週)に公開と説明していたが、予定を繰り上げてリリースした。

 注目は今回のバージョンから日本語版が追加されたことだ。Windows Insider ProgramでダウンロードできるISOファイルのサイズは、x86(32ビット)版が3.05Gバイト、x64(64ビット)版が3.98Gバイトとなる。

待望の日本語版も登場した「Windows 10 Technical Preview」の最新版「Build 9926」。ただし、新機能の音声対応パーソナルアシスタント「Cortana」は英語版のみの対応だ

 主な新機能は以下の通り。プレスイベントで発表された新Webブラウザ「Project Spartan」(開発コード名)はまだ搭載していない。

  • 音声対応パーソナルアシスタント機能「Ccortana」(英語版のみ利用可能)
  • タブレット向けの全画面表示や色の変更に対応し、XAMLで構築された新しい「スタートメニュー」
  • 2in1デバイスの利用スタイルに応じて、タブレット向けUIとデスクトップUIを自動で切り替える「Continuum」
  • アイコンが並ぶコントロールパネルのようなUIになり、アプリ内検索から設定機能も探せる「設定」アプリ
  • 新しいアクションセンターに「ワイヤレスオーディオ/ビデオ」接続ボタンを搭載
  • ローカルとOneDriveの画像を表示できる「写真」アプリ、新しい「地図」アプリ
  • グレーで表示される新しい「Windowsストア」のβ版(従来版のストアはグリーンで表示され併存している)
  • 基本機能を備えた初期プレビューの「Xbox」アプリ

 そのほか、Windows Insider Programを通じたユーザーからのフィードバックにもとづき、細かな改良を複数行っている。

 なお、今回のBuild 9926では、再起動の度にブート選択メニューが表示されるなど、既知の不具合もあることが公式ブログで明かされている。Technical Previewは、開発者や企業のIT管理者、PCに詳しいユーザーに向けた検証用なので、メインPCや業務PCへの導入は推奨されておらず、利用には十分な注意が必要だ。

新しい「設定アプリ」(画像=左)。新しいアクションセンターに用意された「ワイヤレスオーディオ/ビデオ」接続ボタン(画像=右)

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