ディスプレイは「dynapocket T-01B」と「IS02」、「HTC Desire X06HT」が有機EL、そのほかの機種が液晶を搭載しているのが大きな違い。サイズは「LYNX SH-10B」と「IS01」の5.0インチが最大。フルタッチ端末の中では「Xperia」の4.0インチが最大で、「iPhone 4」の3.5インチはX06HT/X06HTIIの3.7インチよりも小さい。iPhone 4のディスプレイ解像度は7機種では最高の640×960ピクセルであるだけに、もう少し大きい画面サイズが欲しいとも感じた。「BlackBerry Bold 9700」のディスプレイサイズは7機種では最小の2.4インチ。横長の画面なのでメールやPCサイトの閲覧性は悪くないが、ほかのスマートフォンの大画面に慣れていると物足りない感もある。
ディスプレイ種類 | サイズ | 解像度 | 色数 | |
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Xperia | TFT液晶 | 約4.0インチ | 480×854ピクセル | 約6万5000色 |
LYNX SH-10B | NEWモバイルASV液晶 | 約5.0インチ | 480×960ピクセル | 約6万5000色 |
dynapocket T-01B | 有機EL | 約4.1インチ | 480×800ピクセル | 約6万5000色 |
BlackBerry Bold 9700 | TFT液晶 | 約2.4インチ | 480×360ピクセル | 約6万5000色 |
IS01 | NEWモバイルASV液晶 | 約5.0インチ | 480×960ピクセル | 約6万5000色 |
IS02 | 有機EL | 約4.1インチ | 480×800ピクセル | 約6万5000色 |
iPhone 4 | IPS液晶 | 約3.5インチ | 640×960ピクセル | 非公表 |
HTC Desire X06HT/X06HTII | 有機EL(X06HT)、TFT液晶(X06HTII) | 約3.7インチ | 480×800ピクセル | 約6万色 |
ディスプレイの美しさや見やすさはどうか。各端末のディスプレイ解像度に合わせてトリミングをした画像を表示させて撮影したので、参考にしてほしい。カメラの露出とホワイトバランスは統一し、ケータイのディスプレイは最高輝度に設定した。正面から撮影した画像を見た限りは、NEWモバイルASV液晶を搭載したシャープ製のSH-10BとIS01、有機ELを搭載した東芝製のT-01BとIS02が、高コントラストでメリハリのある印象を受けた。
1人で使う分には視野角は大きな影響はなさそうだが、何人かで写真や映像などを見る際には広視野角の方が望ましい。そこで、斜め下からも撮影して視野角をチェックした。有機ELを搭載するT-01B、IS02、X06HTが斜めからでも見やすく、IPS液晶を備えるiPhone 4も負けていない。iPhone 4のディスプレイは高解像度であるだけでなく、視野角が広いことも分かる。iPhone 4は「オプティカルラミネーション」という処理により、ガラスとディスプレイの距離が近く、ガラスそのものに写真が表示されているように感じる。Xperia、SH-10B、IS01のディスプレイは、斜めから見ると色飛びしていて本来の美しさが出ていない。
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