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» 2011年07月05日 20時44分 UPDATE

普段使いできる明かり+バッテリー――パナソニックの新「防災商品」ラインアップ

パナソニックが7月5日、東日本大震災以降関心が高まっている明かり、バッテリー、そして情報収集へのニーズに応える「防災商品」の新ラインアップを発表。LEDライトとソーラーパネルを備えたモバイルバッテリーなど、しまい込まずに普段使いできる製品を展開する。

[園部修,ITmedia]
Photo パナソニック 役員 アプライアンス・ウェルネス マーケティング本部 本部長の中島幸男氏

 パナソニックが7月5日、「防災商品」の新ラインアップを発表した。製品はコンパクトソーラーライト「BG-BL01G」、充電式ランタン「BG-BL02H」、無接点インテリアライト「BG-KL01H」、ポータブル電源「CB-LS01H」の4つだ。いずれも8月26日に発売する。

 3月11日に発生した東日本大震災と、その後の電力危機を経て強く意識されるようになった「明かり」「情報」そしてそれらを得るために必要な「電源」。この中でも特に重要な電源の部分を、パナソニックが強みを持つバッテリーの技術を応用して製品化したのが、今回の新しい充電池内蔵ライト製品群だ。

 非常灯やアナログラジオなどは、普段は押し入れや戸棚にしまったままになっていて、いざというときになかなか見つからなかったり、電池が切れてしまっていたりすることもあるが、この新しい製品は普段からアウトドアなどで利用でき、いざというときにも役に立つ「いつものシーンともしものシーン双方で活躍する」ことをコンセプトに開発された。

PhotoPhotoPhoto 今回発表されたコンパクトソーラーライト、充電式ランタン、無接点インテリアライト、ポータブル電源。ライト、電源、情報という3つの軸で、普段使いの便利さといざというときの備えを両立できる製品をラインアップする

発電、蓄電、給電に対応――コンパクトソーラーライト

Photo コンパクトソーラーライト

 コンパクトソーラーライト「BG-BL01G」は、LEDライトを「弱」で点灯させれば約60時間、「強」で点灯させれば約10時間動作するソーラーパネル搭載のモバイルバッテリー。USB入力端子を備え、USB経由で充電できるほか、本体に搭載したパナソニックの高効率「HIT太陽電池」での充電も可能。USB経由では約7時間、ソーラーパネルでは晴天時の屋外で約15時間でフル充電できる。

 またUSB出力端子を備え、5V 500mAhの出力で約1時間20分の電源出力が可能だ。スマートフォンなどへの充電にも対応する。内蔵のバッテリーはニッケル水素充電池「エボルタ」単三形2本なので、ケースから取り出せば単三形電池としても利用可能となっている。重量は約150グラム(バッテリーを除く)。文庫本くらいのサイズで、カバンに入れて持ち歩いてもじゃまにならない。

 外形寸法は152×104×24ミリ。IPX3(防雨形)相当の防水性能も備える。価格はオープンプライスだが、実売想定価格は6000円前後になるという。

PhotoPhotoPhoto コンパクトソーラーライトは、ソーラーパネルとLEDライトを備えたモバイルバッテリー。ソーラーパネルかUSBで充電でき、USB出力で他の機器に給電できる。裏側にはLEDライトを備える。バッテリーは単三形の充電式エボルタなので、バッテリーのみ取り出して電池代わりに使うこともできる

停電時に自動点灯、持ち上げて懐中電灯――無接点インテリアライト

 無接点インテリアライト「BG-KL01H」は、リング状の取っ手が付いたインテリアライト。充電台を兼ねた台の上に置いておき、普段はインテリアライトとして利用できる。1回押すと弱の明かり、2回押すと強の明かりに切り替わり、取っ手をつかんで持ち上げるとサーチライト(懐中電灯)になる。また充電台への給電が途切れるとライトが自動的に付く仕組みで、停電時などにも安心だ。

 バッテリーは単三形の充電式エボルタを2本内蔵。インテリアライトのバッテリー駆動時間は「弱」で約15時間、「強」で約3.5時間。サーチライトにした場合は約2.5時間利用できる。本体部分の外形寸法は直径105ミリ、高さ136ミリ、重量は約230グラム。充電台は直径105ミリ、高さ14.2ミリ、約75グラム。価格はオープンプライスで、実売想定価格は1万円前後。

PhotoPhoto 枕元などに置いておくと良さそうな無接点インテリアライト。リング部分を上から1回押すと「弱」で点灯、もう1回押すと「強」になり、もう1回押すと切れる。ACアダプタからの給電が途切れるとライトが自動点灯。リング部分を持って本体を持ち上げると底部がサーチライトになる

約20時間の長時間点灯も可能――充電式ランタン

Photo ひもを付けてつるすこともできる充電式ランタン

 充電式ランタン「BG-BL02H」は、専用の内蔵ニッケル水素電池(容量3200mAh)で最長約20時間の点灯が可能なランタン。LEDライト「弱」の状態で約20時間、「強」なら約5時間の点灯が可能だ。単三形の充電式エボルタ2本でも動作する。

 無接点インテリアライトよりも、よりアウトドアグッズっぽいデザインで、地面に置いて使うほか、ひもを通す穴も備えるためつるして使う、引っかけて使うといったことも可能。IPX4相当の防水性能も備える。外形寸法は直径120ミリ、高さ153ミリ。重量は約590グラム。USB出力は備えていない。価格はオープンプライスで、実売想定価格は5000円前後になる見込み。

リチウムイオンの大容量バッテリー――ポータブル電源

Photo 写真中央の、白いコンセントがつながっている四角い箱がポータブル電源。PCやテレビなども使える

 ポータブル電源「CB-LS01H」は、その名の通り持ち歩けるアタッシュケース形のリチウムイオンバッテリーだ。容量は130Wh(13万mAh)あり、100VAで連続駆動約1時間、5V 500mAhを2つ利用した場合は連続駆動時間約18時間を実現している。端子はAC100V(50/60Hz)1口とUSBを2口を備えており、テレビなどの一般的な家電機器やスマートフォン、ケータイ、ゲーム機など、幅広い製品に電源を供給できる。

 充電はACアダプターで3.5時間、シガーライターソケット経由では4.5時間でフル充電になる。また停電時には5分間高輝度LEDライトが点灯し、置いてある場所がすぐ確認できる機能も備える。外形寸法は220×250×85ミリ。実売想定価格は約10万円前後だが、オープンプライスなので店舗によって価格は異なる見通しだ。


 すでにパナソニックがラインアップしている、LEDランタンやLEDヘッドランプ、LEDネックライトに加え、今回発表された製品は「いつも」と「もしも」どちらにも対応する便利な製品。防災意識の高まりとともに需要が伸びている常備灯や懐中電灯、電池などへの需要をうまく取り込む製品となりそうだ。

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