人々の日常を変えるユーザー体験の飛躍――iPhone 4Sが見せる成熟と完成(2/3 ページ)

» 2011年10月12日 10時01分 公開
[神尾寿,ITmedia]
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フルHD動画も“簡単に撮れる”

 カメラ機能と同じく、ムービー機能も著しい進化を遂げた。

 解像度は1080pのフルHDになり、ホームムービー用途ならば十分以上のクオリティを実現。また新たに手ブレ補正にも対応し、使い勝手も向上している。

 このムービー機能も実際に使ってみると、まずはその美しさに目を見はる。作例を見てもらうと分かるとおり、映像でも細かな部分までしっかりと描画されており、動きも滑らかでギクシャクした感じがない。そのクオリティの高さは、波や水の表現を見てもらうと分かるはずだ。

※フルHD動画の画質は、プレーヤーをクリックしてYouTubeを開き、映像の右下にある「360p」と書かれた部分を「1080p」に変更することで確認できます

 新搭載の手ブレ補正機能の効果も抜群である。今回、手ブレ補正をより効果的に試すために、船での移動中に周囲の風景を撮影してみたが、iPhone 4では小刻みに揺れている映像が、iPhone 4Sで撮影したものだと揺れが大幅に減少して見やすくなっている。iPhone 4Sならば、ホームムービーでありがちな歩きながらの撮影や乗り物に乗りながらの撮影でも、見やすい映像が撮影できる。

 このようにiPhone 4Sの動画機能は高性能だが、カメラ機能と同様に細かな設定や調整は必要ない。撮影モードでムービーを選び、あとは録画開始・停止をするだけで、周囲の状況に合わせて美しい映像が撮れるのである。

 さらにiPhone 4Sでは、動画も“撮っただけ”にはならない。TwitterやFacebookなどSNSへの投稿が簡単にできるだけでなく、AppleのiOSアプリ「iMovie」を使えば、簡単に本格的なムービー作品が作成・編集できる。このiMovieは先代iPhone 4の時に作られたものだが、iPhone 4Sでは本体性能が向上した結果、今まで以上に動画編集がサクサクとできるようになっている。

Photo 撮影した動画や写真は「iMovie」で編集・加工し、簡単な操作でホームムービーに仕上げられる。この動作もiPhone 4Sならば、iPhone 4よりも快適だ

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