次にソフトウェアを見ていこう。スマホの顔ともいえるロック解除画面は、Xperia Zと同様に上か下へ画面をフリックする形式だ。音楽とカメラのショートカットも設置されており、素早くカメラを起動したり、音楽を再生したりできる。
プリインストールされているアプリは、「連絡先」や「電話」など頻繁に使うものが1ページ目に、au Marketやauスマートパスなどau独自のアプリは2ページ目にある。au関連のアプリだけでアプリトレイの1ページほどが費やされている。Xperia独自の「WALKMAN」「アルバム」「ムービー」アプリは継承している。
フィーチャーフォンからの乗り換えを検討しているユーザーを意識したシンプルホームは、auモデルのみに搭載されたソニーモバイル独自のアプリだ。固定の画面に大きいアイコンが並び、「マップ」や「Google検索」など、よく使うアプリが初期状態から設定されている。文字も大きく、見やすい。
日本語入力システムのPOBoxは「POBox Touch 6.1」にバージョンアップし、新たに漢字手書き機能が追加された。Xperia Zと同様に、ソフトウェアキーボードのサイズは自由に調整可能で、移動することもできる。手の小さな人でも片手で文字を入力しやすくなった。
操作面では、クアッドコアCPUと2GバイトのRAMを搭載していることもあり、発表会の展示機を操作した限り、動作は快適で違和感は少なかった。OSのバージョンはAndroid 4.1。
ソニー独自の音楽アプリWALKMANは、曲ごとにプリセットされている音質が自動で設定される「Clear Audio+」を採用した。マニュアルでも設定できるイコライザー、曲ごとの音量を自動調整するダイナミックノーマライザー、音楽に合わせて映像が流れるビジュアライザー機能も搭載。ムービー、アルバムもソニーアプリとしてプリインストールされている。
次にカメラを見ていこう。有効約1310万画素の積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」はXperia Zと同じだが、Xperia ULでは「高速」設定をすることで、Xperia Zより5枚多い、秒間最大15枚の無制限連写ができる。逆光のある環境や夜景なども、手動で設定することなく撮影できる「プレミアムおまかせオート」はXperia Zから継承している。また、画面を切り替えることなく静止画と動画どちらの撮影もできる「モードレスUI」によって使い勝手も向上した。Xperia Zではインカメラは有効約220万画素だったが、Xperia ULでは有効約31万画素になっている。
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