スマートフォンを使う上で、どれだけバッテリーが持つかは気になるところだ。KDDIが2013年夏モデルとして投入する4機種のバッテリー容量は、「HTC J One HTL22」が2300mAh、「AQUOS PHONE SERIE SHL22」が3080mAh、「URBANO L01」が2700mAhだ。「Xperia UL SOL22」のバッテリーは2300mAhで、、au夏モデルの中では比較的低い数字ではあるが、実際のスタミナはどうなのだろうか。
6月13日、アイティメディアMobile編集部のデスク(東京都港区)でYouTubeを連続再生してバッテリー容量を調べた。約2時間半の動画を10時34分から再生し、画面が消えるまでの時間を計った。動画の再生が終了した場合は、手動で再生し直した。バッテリー残量の確認に使用したのは、「Battery Mix」アプリだ。環境によって計測条件は変わってくるので、数値はあくまで参考の目安としてほしい。
細かい計測条件は以下のとおり。
バッテリー残量は11時43分に75%、13時5分に50%、14時32分に25%と推移していった。バッテリー残量が0になったのは15時48分で、連続再生時間は5時間14分だった。再生開始時に36.8度だったBattary Mixの温度は、バッテリーが尽きる間際には38.7度に上がった。Xperia ULの連続通話時間は約910分、連続待受時間は約480時間(3G)/約440時間(4G LTE)だ。テスト日時は異なるが、同じくアイティメディアMobile編集部(東京都港区)で実施したXperia Zの動画再生テストでは、6時間30分という結果だった。多少計測条件は異なるものの、1時間以上再生時間が異なると物足りない印象もあるだろう。
続いて、待受時のスタミナを測るために、バッテリー残量が0になるまで端末を24時間放置した。テストは6月14日の9時3分から15日の9時3分まで行い、14日の9時30分までは練馬区で計測し、その後地下鉄を乗り継いで10時20分からは港区で計測した。また、23時50分から地下鉄を乗り継ぎ0時50分からは練馬区で引き続き計測した。基本的にディスプレイは消灯させ、残量確認時のみに何度か点灯させた。過去に実施したXperia Zのテストでは、24時間後も8%減の92%という優秀な結果が出たが、Xperia ULも24時間後のバッテリー残量は91%となかなか良い結果だった。ちなみに、上記記事のテストは、Xperia Zは12時間後もバッテリー残量が100%のままだったが、Xperia ULでは96%に減っていた。計測環境の違いはあるが、いずれにせよ高いスタミナを維持しているという印象だ。
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